ハイドン：「皇帝」、ベートーヴェン：「ラズモフスキー第1番」／ウィーン弦楽四重奏団


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ハイドン：「皇帝」、ベートーヴェン：「ラズモフスキー第1番」／ウィーン弦楽四重奏団

Haydn: String Quartet “Emperor”, Beethoven: String Quartet “Rasumovsky No.1” / The Vienna String Quartet

音源の形式

ジャンル: 室内楽曲
品番: CMCD-28278
ディスク枚数： 1枚
税抜価格: 2,800円
税込価格: 3,080円
発売日: 2012年10月25日
JAN: 4990355006283

ウィーン弦楽四重奏団

内容解説

■曲目

ヨゼフ・ハイドン：
[1]-[4] 弦楽四重奏曲第77番ハ長調作品76-3 Hob.Ⅲ：77 「皇帝」

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン：
[5]-[8] 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59-1 「ラズモフスキー第1番」

※「ラズモフスキー第1番」は2000年発売の20CM-595に収録された音源と同内容です。

■演奏者
ウィーン弦楽四重奏団
　ウェルナー・ヒンク（第1ヴァイオリン）
　フーベルト・クロイザマー（第2ヴァイオリン）
　ハンス・ペーター・オクセンホファー（ヴィオラ）
　フリッツ・ドレシャル（チェロ）

■録音
2010年11月／群馬ほか

2012年来日記念盤
ウィーン・フィルの伝統と歴史が息づく円熟のアンサンブル

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の代表的弦楽四重奏団のひとつ、ウィーン弦楽四重奏団による待望のニュー・アルバムです。まさにウィーンの伝統と歴史が息づく名演奏を存分に聴かせるハイドンの「皇帝」を再録音。そして、2000年に発売され、名演奏として名高いベートーヴェンの「ラズモフスキー第1番」をカップリング。優しさと強さに満ちたすみずみまでウィーンの薫りであふれた必聴盤です。

●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質

プロデューサー・ノート
井阪　紘

　ウィーン弦楽四重奏団のレコーディングは＜カメラータ＞というレーベルの原点である。1980年からカメラータでのレコーディングを本格的に始めた私は、まず最初に彼らと、メジャー・レーベルでは実現できなかったシューベルトの弦楽四重奏曲全曲録音というプロジェクトを掲げてメンバーと話し合った。
　年に2枚くらいのペースで、我々の制作費が続く限りレコーディングを続けてきた結果、初期の＜カメラータ＞のカタログ作りと制作の方向が見えて来て、シューベルトの「死と乙女」ではレコード・アカデミー賞も得た。
　1980年代の中頃に、チェロのラインハルト・レップがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の財務部長を引き受けて、フリッツ・ドレシャルにカルテットの席を譲った。そこで、私はモーツァルトの弦楽四重奏曲「プロシャ王」を録ることに決め、我々は大きな成果を得た。
　1990年代にはドヴォルジャークの「アメリカ」や「糸杉」等を制作した。ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲第1番とベルク、ウェーベルンの3つの「新ウィーン楽派」の作品を集めた1枚も、この時代のハイライトと言えるものだった。
　2000年に入って、ウィーン弦楽四重奏団としては、私が録りたい録音は、ほぼRCA時代とカメラータで一段落した感もあり、ヒンクは四重奏団よりもソロやトリオで録音したい曲目がまだまだあって、そちらにレコーディンがシフトした。
　もうひとつは、最年長だったパイシュタイナーの引退後に入ったオクセンホファーが、指揮者としても活動を始め、それがかなり軌道に乗って多忙となり、カルテットのコンサート活動にスケジュールを割くのが精一杯で、新しい作品をレコーディングする時間が取りにくくなったことも、四重奏団として積極的に録音する体制をとりにくい雰囲気となっていた。
　今回のアルバムは、それでもウィーン弦楽四重奏団の日本ツアーに必要な新録音として、2000年にベートーヴェンの「ラズモフスキー第1番」を録音・発売したものに、日本でハイドンの「皇帝」を収録してカップリングした。
　どちらもウィーン弦楽四重奏団としては2度目の録音だが、ヒンク以外のメンバーは、みんな初録音で、昔の録音のことを知っているのは私とヒンクだけということになる。

Joseph Haydn (1732–1809):
[1]-[4] String Quartet No.77 in C Major Op.76 No.3 Hob.III: 77 “Emperor”
Ludwig van Beethoven (1770–1827):
[5]-[8] String Quartet No.7 in F Major Op.59 No.1 “Rasumovsky No.1”

The Vienna String Quartet
Werner Hink, 1st violin
Hubert Kroisamer, 2nd violin
Hans Peter Ochsenhofer, viola
Fritz Dolezal, violoncello

Recorded: November 2010 / Kusatsu International Concert Hall, Gunma, Japan etc

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