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About CAMERATA TOKYO

■  株式会社カメラータ・トウキョウ 会社概要

所在地:151-0062 東京都渋谷区元代々木町14-3 和興ビル2F
TEL:03-5790-5566 FAX:03-5790-5562
資本金:4000万円
設立:1975年
代表取締役:井阪 紘

★事業内容
●レコードの制作、製造、販売
●コンサートの制作、及びアーティストマネージメント
●海外芸術家の招聘

 カメラータ・トウキョウは、十数年に渡り日本ビクターでレコード・プロデューサーとして仕事をしてきた井阪紘を中心に、レコード制作と、コンサートや音楽祭などの音楽ソフト産業の両面を統合する新しい理念に基づき、国内に限らず国際的に通用するコンテンツ・ビジネスを目指して設立された。

 レコード部門では、レーベルとしての初リリースとなったLPレコードの時代から40年以上にわたり制作を行っており、レーベル創設当初から各方面より高い評価を受けている。そのタイトル数はおよそ1000を数え、内容は室内楽を中心に、オーケストラ作品やオペラ、バロックから現代作品と多岐にわたっている。
 1980年代初頭よりレコーディングの拠点をウィーン、近年ではイタリアにも設け、活発な録音活動を展開。また、併列会社にレコーディング・出版業務を行う有限会社カメラータ・ミュージックを設立。
 レコーディングの柱となるのは、ウィーンを中心としたヨーロッパのアーティストによる室内楽・管弦楽・リートなどのウィーン/イタリア録音と、現代の日本人作品、実力ある日本人演奏家の紹介である。
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の名手たちなど、世界の一流アーティストの録音を積極的に行う一方、今日では忘れられた数々の優れた作品にも光を当て紹介しており、ウィーン楽友協会などの協力も得ながら、歴史的・資料的価値の高い作品を積極的に録音・発売している。その中には世界初録音となる音源も少なくない。
 録音技術の評価も高く、ハイレゾに関しては、株式会社クリプトンと共同で、2009年よりいちはやく高音質音源の配信やディスク化(WAVデータDVD-ROM、ブルーレイディスク・オーディオ)を行い、様々な媒体で大きな反響を得ている。

 コンサート部門では、ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団による「ニューイヤー・コンサート」や、ウィーン弦楽四重奏団などウィーン・フィルのメンバーによる室内楽グループやソリストの招聘をはじめ、海外および国内の一流アーティストのコンサートを多数行なっている。
 近年では、2010年6月にウィーン・フィルの精鋭たちを集めて結成されたオーケストラ、ウィーン“モーツァルティステン”を招聘、同団のコンサートマスターとして参加したウィーン・フィル初の女性コンサートマスター、アルベナ・ダナイローヴァの初来日公演を行い話題をあつめた。

 また、1980年より公益財団法人「群馬草津国際音楽協会」と群馬県草津町の主催で、井阪が事務局長に就任しての「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」が毎年開催されており、現在までに同アカデミーから多くの優秀な演奏家を輩出。知られざる名曲の初演も積極的に行われている。

★井阪 紘(いさか・ひろし)
 株式会社カメラータ・トウキョウ代表取締役社長。1940年、和歌山で生まれる。同志社大学経済学部卒業。1964年日本ビクター株式会社入社。営業を経てクラシック音楽のプロデューサーとして1978年退社までに150枚以上のレコードを制作し、文化庁芸術祭大賞をはじめ数多くの賞を受ける。カメラータ・トウキョウ設立後は、レコードとコンサートを統合した新しい音楽事業に取り組む。1981年から87年まで群馬交響楽団音楽監督補佐、現在は運営理事。1980年より草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル事務局長。1994年に群馬県より文化功労賞、1995年にオーストリア政府より文化芸術勲章、1996年にオーストリア・ブルックナー協会よりブルックナー・ゴールドメダル授与。2004年に新日鉄音楽賞・特別賞、2008年に第26回中島健蔵音楽賞、2016年に和歌山県文化功労賞を受賞。
 2006年8月には初の著書となる『一枚のディスクに──レコード・プロデューサーの仕事』(春秋社)を出版。同書は、第19回ミュージック・ペンクラブ音楽賞のクラシック音楽部門で最優秀著作出版物賞を受賞した。
 2000年から2008年まで、東京芸術大学にて応用音楽学特殊研究科で講師を勤める。
 著書は上記のほか、『巨匠たちの録音現場――カラヤン、グールドとレコード・プロデューサー』(2009年、春秋社)、作曲家・西村朗との対談集『音楽の生まれるとき――作曲と演奏の現場』(2010年、春秋社)がある。

★主な受賞歴

【国内】
  • ▽文化庁芸術祭 大賞

    平成14年度(第57回)  エイヴィアン [鳥] … アルディッティSQプレイズ西村 朗
    平成16年度(第59回)  「風神・雷神」 ~ 新実徳英 協奏曲集

  • ▽文化庁芸術祭 優秀賞

    昭和54年度(第34回) 「吉原すみれ 打楽器の世界」
    昭和54年度(第34回)  野坂惠子・三木稔「二十絃箏の世界」
    昭和56年度(第36回) 「菊地悌子/十七絃箏の世界」
    平成14年度(第57回)  ポエム・ハーモニカ/崎元讓&御喜美江
    平成17年度(第60回)  メタモルフォーシス ― 西村 朗 室内交響曲集
    平成20年度(第63回)  危険な夜 ― 高橋アキ プレイズ ジョン・ケージ
    平成20年度(第63回)  三善 晃の音楽
    平成25年度(第68回)  バッハ:ライプツィヒ・コラール集/松居直美
    平成27年度(第70回)  ブルーノ・カニーノ・プレイズ 西村朗

  • ▽レコード・アカデミー賞(音楽之友社)

    1982年度(第20回)〈室内楽曲部門〉シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」、同第12番「四重奏断章」/ウィーン弦楽四重奏団
    1984年度(第22回)〈特別部門/日本人作品〉 「一柳慧の宇宙 1」
    1985年度(第23回)〈特別部門/日本人作品〉 「八村義夫 1957~1983」
    1991年度(第29回)〈特別部門/日本人作品〉 西村 朗:チェロ協奏曲/永遠なる渾沌の中へ
    2010年度(第48回)〈特別部門/録音〉 西村 朗:オーケストラのための《蘇莫者》
    2011年度(第49回)〈声楽曲部門〉 團伊玖磨:歌曲集《マレー乙女の歌へる》(全曲)
    2013年度(第51回)〈現代曲部門〉 東京シンフォニエッタ・プレイズ西村朗-2/天女散花
    2014年度(第52回)〈現代曲部門〉 フランス・ナウ/飯野明日香

  • ▽毎日芸術賞

    2009年度(第51回) 遠山慶子、ウェルナー・ヒンク/モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集(同CDの演奏により、遠山慶子が受賞)

  • 【海外】
  • ▽ウィーン・モーツァルト笛時計賞(1991年)

    モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集/ローランド・バティック

  • ▽オーストリア学問芸術栄誉十字勲章(1995年)

    永年にわたるオーストリアの音楽文化の紹介や、若い演奏家を世に輩出した功績により、オーストリア政府から代表の井阪 紘に授与。

  • ▽ブルックナー・ゴールドメダル(1996年)

    リンツ・ブルックナー管弦楽団による「ブルックナー:交響曲全集」の制作に対しオーストリア・ブルックナー協会より授与。

  • ▽『クラシック・ヴォイス』CDソロ部門賞(2008年)

    ドビュッシー:前奏曲集 第2巻&ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番/アルド・チッコリーニ(イタリアの音楽専門雑誌『クラシック・ヴォイス』が選定する音楽賞)


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