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ヘルベルト・ヴィリ:室内楽作品集
Herbert Willi: Chamber Music (1984–2005)
 

音源の形式
CD CD

ジャンル: 現代曲
品番: CMCD-28125
ディスク枚数: 1枚
税抜価格: 2,800円
税込価格: 3,080円
発売日: 2006年11月20日
JAN: 4990355003114

ヘルベルト・ヴィリ

 
内容解説
■ 曲目
H.ヴィリ:
[1]-[3] 弦楽四重奏曲 1986
[4] フルート・ソロのための作品
[5] ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
[6]-[7] フルートとピアノのための作品
[8] クラリネット・ソロのための作品
[9]-[11] 金管五重奏曲
[12] ピアノ作品 XI
[13]-[16] クロノスのカイロ 1756/1956 ─ 弦楽三重奏のための ─

■ 演奏者
ウィーン・アルティス・カルテット [1]-[3]
サシコ・ガヴリロフ(ヴァイオリン)[5]
マルティン・ツァロデック(ヴァイオリン)[13]-[16]
エルマー・ランデラー(ヴィオラ)[13]-[16]
ローベルト・ノージュ(チェロ)[13]-[16]
フェレンツ・ボーグナー(ピアノ)[5]-[7],[12]
ノーベルト・トイブル(クラリネット)[8]
ヴォルフガング・シュルツ(フルート)[4],[6]-[7]
シュテファン・ドール(ホルン)[5],[9]-[11]
ラインホルト・フリードリッヒ(トランペット)[9]-[11]
ガボール・タルコヴィ(トランペット)[9]-[11]
オラフ・オット(トロンボーン)[9]-[11]
ウヴェ・フュッセル(トロンボーン)[9]-[11]

■ 録音
2004年10月、2005年2月、2005年4月、2005年12月
2006年2月、2006年6月/ウィーン





音楽はずっと以前に始まっていた。いつか我々に聴こえるようになり、一つの物語を語り、
そして再び聴こえなくなる。…… ヘルベルト・ヴィリ

「私には、作曲する全ての作品が、聴くよりも前に見えている。それはいつもフォルムだ。そこに一つの点があり、その点はどんどん成長してゆく――だがまだ聴こえてはこない、ただ感じるだけだ。点がどんどん大きくなると、それは球体になり、私は突然その球体の中心におり、その球体の一部になる。その球体を歩測することで、場所に加えて時間という次元があらわれ、まずは見えていたものが今度は聴こえるようになる――そしてそれは、音楽になる」
[ヘルベルト・ヴィリ]

 オーストリア出身の作曲家、ヘルベルト・ヴィリは現在、世界中から最も注目される作曲家の一人と言えます。なかでも、ヨーロッパでの注目度は抜群。ウィーン・フィルからの作品委嘱や、地元モンタフォンでの大規模な音楽祭計画、そして、来年のPMFではレジデンツ・コンポーザーにも選ばれています。
 「作曲は信頼と深く関わっている。静寂の中、そして意図を持たない中で響きを受け入れること、それは考えられる限りもっとも美しいことだ」と、故郷のフォアアールベルクや、イタリアのトスカーナで作曲することを好むヴィリは、自分の作曲家としての心情を語っています。その言葉の通り、彼の作品には、なにか魔法のような、あるいは、神秘的なものが雰囲気が漂っています。そして、このような「ヴィリらしさ」はどこか私たち聴く手に「アジア的」なものを感じさせてくれます。それは、もしかしたら「静寂」というシチュエーションが要因となっているのかもしれません。
 日本では初のヘルベルト・ヴィリ作品集。しかも、ウィーン・フィルとベルリン・フィルの中心的メンバーによる贅沢な一枚。記念盤になること間違いナシです。

●ヘルベルト・ヴィリ(作曲家)
 ヘルベルト・ヴィリは、オーストリア西部のフォアアールベルク州に生まれ。インスブルック大学で音楽教育学ならびに神学を、インスブルック・コンセルヴァトリウムでファゴットとピアノを学ぶ。ザルツブルクの音楽大学(現在は総合大学)「モーツァルテウム」でヘルムート・エーダーに作曲を師事し、さらにボグスラフ・シェーファーとオリヴィエ・メシアンとの出会いを通して、研鑽を積む。
 ヴィリが国際的に注目を集めたのは、1989年のアヴァンギャルド音楽祭「ウィーン・モデルン」で、クラウディオ・アバド指揮、ウィーン交響楽団、バーバラ・スコヴァにより上演された、シュプレヒゲザング(語り歌い)、3つのオーケストラ・グループならびにテープのための作品「蛙ねずみ戦争」がきっかけであった。バイエルン州立歌劇場の「歌劇場再建30周年」記念演奏会の委嘱作品として作曲したフルート協奏曲では、名手、オーレル・ニコレがソリストを務めた。1996年には、チューリヒ歌劇場の委嘱で、オーストリア建国1000年祭のためにオペラ「眠れる兄弟」を作曲。ザルツブルク音楽祭とクリーヴランド管弦楽団の委嘱作品として作曲したオーケストラ協奏曲は、ニューヨークのカーネギー・ホールや、プロムスの一環としてロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで、クリストフ・フォン・ドホナーニの指揮で演奏された。この作品は、パリでユネスコの「国際ロストラム・オブ・コンポーザー1993」の受賞作品となる。1999年には、ウィーン・コンツェルトハウスおよび楽友協会ホールで、小澤征爾指揮、ウィーン・フィルの演奏でオーケストラ・タブロー「出会い~オーケストラのための」が世界初演される。ウィーン・フィルの150周年を記念して委嘱されたこの作品で、ヴィリはウィーンのオーケストラの持つ独特の響きの文化を背景に、「誰かに接近する」というアイディアを取り上げている。ヴィリの作品は、ベルリン・フィル、バイエルン放送交響楽団、シュターツカペレ・ドレスデン、グスタフ・マーラー・ユース・オーケストラ、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィル、スウェーデン放送交響楽団、フィレンツェ歌劇場管弦楽団、ウィーン交響楽団、ウィーン放送交響楽団、モスクワ放送交響楽団、新日本フィルといった世界の著名オーケストラのレパートリーに取り上げられている。

●JVC K2レーザー・カッティングによる高音質




Herbert Willi (b. 1956):
[1]-[3] Streichquartett 1986
[4] Stück für Flöte solo (1985/1986)
[5] Trio für Violine,Horn und Klavier (1992)
[6]-[7] Stück für Flöte und Klavier (1987)
[8] Stück für Klarinette solo (1985)
[9]-[11] Quintett für Blechbläser (1984)
[12] Klavierstück XI (1987)
[13]-[16] Kairos im Kronos 1756/1956 für Streichtrio (2005)


Artis-Quartett Wien [1]-[3]
Saschiko Gawriloff, violin [5]
Martin Zalodek, violin [13]-[16]
Elmar Landerer, viola [13]-[16]
Robert Nagy, violoncello [13]-[16]
Ferenc Bognár, piano [5]-[7], [12]
Norbert Täubl, clarinet [8]
Wolfgang Schulz, flute [4], [6]-[7]
Stefan Dohr [5], [9]-[11]
Reinhold Friedrich, trumpet [9]-[11]
Gábor Tarkövi, trumpet [9]-[11]
Olaf Ott, trombone [9]-[11]
Uwe Füssel, trombone [9]-[11]

Recorded: October 2004, February 2005, April 2005, December 2005,
February 2006, June 2006 / Vienna


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