ウィーン楽友協会アーカイヴの責任者であり、世界的なモーツァルト研究家でもある、オットー・ビーバ博士の企画で2003年の4月より始まったコンサート・シリーズ、「Nun klingen sie wieder(古の響き、今、再び)」と連動したプロジェクトです。
楽友協会アーカイヴが所有する楽器は、ステッキに早変わりするフルートのような遊び心にあふれた楽しいものから、ブラームスが実際に使用していたピアノといった歴史的に大変貴重なものまで膨大な数と種類に及びます。それらの中から、現代に蘇らせる価値のあるもの、あるいは楽器の質を保つために保管という形ではなく実際に演奏する必要のあるものを選び、2003年より毎年1回、ウィーン楽友協会アーカイヴの監修によりこれらの楽器を用いたコンサートを行い、大きな反響を呼んでいます。