クラヴィオルガン・ワンダーランド／クラウディオ・ブリツィ


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クラヴィオルガン・ワンダーランド／クラウディオ・ブリツィ

Claviorgan Wonderland / Claudio Brizi

音源の形式

ジャンル: 器楽曲
品番: CMCD-28244
ディスク枚数： 1枚
税抜価格: 2,800円
税込価格: 3,080円
発売日: 2012年6月25日
JAN: 4990355005941

クラウディオ・ブリツィ

内容解説

■曲目
F.クープラン：
[1] 目覚まし時計（クラヴサン曲集第1巻第4組曲より）

作者不詳（17世紀）：
[2] フェアファクス卿行進曲
（エリザベス・ロジャース“Hir Virginall Booke、1626”より）

W.バード：
[3] 笛と太鼓（組曲「戦争」より）

A.v.d.ケルクホーヴェン：
[4] ファンタジア（Cocquiel 自筆譜、1741より）

作者不詳（16世紀）：
[5] 貴婦人ケアリーのドンプ
（大英博物館所蔵、王室収集の自筆譜、1524より）

J.S.バッハ：
[6] いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ BWV734
[7] われらの主キリスト、ヨルダンの川に来られり BWV684
[8] トッカータとフーガニ短調 BWV565
[9] いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV659

D.スカルラッティ：
ヘ長調の3つのソナタ
（コインブラ大学図書館所蔵自筆譜集“Tocata”第10巻より）
[10] ソナタ K85
[11] ソナタ K82
[12] ソナタ K78

ソナタニ短調 K89
[13] I. Allegro
[14] II. Grave
[15] III. Allegro

A.ソレル：
[16] ファンダンゴ

F.C.デ・アラウホ：
[17] 第7旋法によるティエント
[18] 聖母マリアの無原罪の御宿り
[19] 「聖母マリアの無原罪の御宿り」による3つのグローサ

J.ブル：
[20] ブル博士のおやすみなさい

■演奏者
クラウディオ・ブリツィ（クラヴィオルガン）

■録音
2004年7月〜2011年6月／イタリア

チェンバロとオルガンの画期的複合楽器「クラヴィオルガン」の魅力が満載

　2010年に発行された、オルガニストで作曲家でもあるジャン・ギューの書いた『L’Orgue, souvenir et avenir』という本は、この楽器について詳細に記述された画期的な本だ。
　その中で、ジャン・ギューはクラヴィオルガンに4頁を使って、事細かくこの楽器を紹介している。自ら、この楽器を演奏してみてのオルガニストの記事は、正確で迫力がある。
　クラヴィオルガンの初録音は2002年で、2011年は楽器が完成して10年目になる。この間、我々はレコーディングを通して、この楽器の改良にいろいろと取り組んで来た。レコーディング・エンジニアの髙島と、オルガンビルダーのクラウディオ・ピンキーの2人がブリツィと相談して、まずは吹子のモーターの低周波ノイズ（これが、どうしても音程を持つから困ったものなのだ）を除去することから始まった。
　鍵盤周辺のメカニズムの改良では、初期、あれだけ重かったキーボードが、今や自由自在にコントロールできる軽さに変った。ピンキーとブリツィの2人の知恵が結集している。
　今回はバッハのニ短調の「トッカータとフーガ」BWV565を、この楽器で演奏するためにパイプを追加している。
　こうした10年に渡る楽器の改良と併行して、我々録る側にも変化が起って来た。それが今回の新たなクラヴィオルガンの魅力を紹介する企画に結びついた。
　CDサイズの44.1kHz/16bitのレコーディングは、数年前からコンピューターを使っての収録により、24bitでハイサンプリング176.4kHzあるいは192kHzまで録音のレンジを拡大できるようになり、それが今はインターネットを使ってのハイビット／ハイサンプリング・レコーディングの配信／ダウンロードという新たなオーディオの道を切り開いた。
　クラヴィオルガンの最新デモンストレーション盤となる当盤は、クープランの「目覚まし時計」、即ち“Good Morning！”から始まって、ジョン・ブルの「おやすみなさい！」までの1日を音楽でドキュメントした構成。
　その中でのハイライトは、ウィリアム・バードの「笛と太鼓」やソレルの「ファンダンゴ」、それにバッハの「トッカータとフーガニ短調」。ハイビット／ハイサンプリングの、ダイナミックレンジの広い迫力ある録音がなされ、CDではそれをHRカッティングによる高音質盤でお聴きいただける。
　この1枚のアルバムで、クラヴィオルガンの楽器としての可能性をより多くの人に知っていただきたい──それが作り手みんなの願いである。
［井阪紘／プロデューサー・ノートより］

●JVC HRカッティングによる高音質

― HR（ハイレゾリューション）カッティング ―
ビクタークリエイティブメディア㈱が新たに開発した『HRカッティング』は、24bit/88.2kHz以上のハイレゾリューション音源をダイレクトにCDへカッティングすることでマスター･クオリティの高音質サウンドを実現した新技術です。
『HRカッティング』によるCDは通常のCDプレイヤーで再生可能です。

François Couperin (1668–1733):
[1] Le Réveil-Matin
Anonymous (XVII Century):
[2] Sir Thomas Fairfax’s March
(from Elizabeth Rogers “Hir Virginall Booke, 1626”)
William Byrd (1539/40–1623):
[3] The Drum and Flute (from “The Battle”)
Abraham van den Kerckhoven (1627–1702):
[4] Fantasia in d
(from the Cocquiel-manuscript, 1741)
Anonymous (XVI Century):
[5] My Lady Carey’s Dompe
(from the Ms. British Museum, Royal, App.58, 1524)
Johann Sebastian Bach (1685–1750):
[6] Nun freut euch, lieben Christen g’mein BWV734
[7] Christ, unser Herr, zum Jordan kam BWV684
[8] Toccata and Fugue BWV565
[9] Nun komm, der Heiden Heiland BWV659

Domenico Scarlatti (1685–1757):
Three Sonatas in F Major (These Sonatas appear
together as “Tocata 10” in: Coimbra, Bibl. Univ. Ms. 58)
[10] Sonata K85 (Allegro)
[11] Sonata K82 (Fuga)
[12] Sonata K78 (Giga-Minuetto-Giga da capo)
Sonata K89 in D Minor
[13] I. Allegro
[14] II. Grave
[15] III. Allegro
Padre Antonio Soler (1729–1783):
[16] Fandango
Francisco Correa de Arauxo (1584–1654):
[17] Quinto Tiento de medio registro de tiple de Septimo Tono
[18] Canto Llano de la Inmaculada
Conceptión de la Virgen Maria: Todo el Mundo en General
[19] Síguense Tres Glosas sobre el Canto Llano de la Inmaculada Conceptión
John Bull (1562/63–1628):
[20] Doctor Bull’s Goodnight

Claudio Brizi, claviorgan (Pinchi-Barucchieri 2001)

Recorded July 2004 to June 2011 /Italy

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