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- クラウディオ・ブリツィによる、ドメニコ・ツィポリのオルガン曲全集
- 2006年4月25日〜5月2日 Museo di Santa Croce, Umbertide, Italy
- 4月25日から5月2日まで、録音場所をイタリアのウンブリア州のウンベルティーデ(Umbritide)の、いつものサンタ・クローチェに移して、クラウディオ・ブリツィによる、ドメニコ・ツィポリ(Domenico Zipoli[1688-1726])のオルガン曲全集の集中的レコーディングに入りました。今回で完成の予定。
- 今回のレコーディングは、世界初の録音も含んでいて、まだCDでの全集は発売されていません。4曲の「組曲」(Suite)は、Preludiom と3〜4曲の舞曲からなり、Toccata、Pastrale、などと、4曲の "Verso" に "Canzona" の組み合わせによる5曲の作品群が録音されました。最近出版された、"Versetti per Organo" は勿論、世界初のレコーディング。
- 使用した楽器はクラウディオ・ピンキー製作の「クラヴィオルガン」で、もう、何枚かのCD制作でおなじみの、ヘンデル時代にあったオリジナル楽器の創作的復元。年内に発売できたら…と思っていますが、"Verso"(詩)に対して「チャント」を6月に録音し、これを加えて、時代を反映したアルバムを完成させたいと考えています。
- 写真は、サンタ・クローチェ(Museo di Santa Croce)の中に飾られている、2つの有名な国宝の絵画。ひとつはシニョレッリの「十字架のキリスト」(1516)と Pomarancio の"Madonnna con il Bambino in gloria tra angli santi"(1577)です。市の許可を得て、撮影しました。後は、ウンベルティーデの町や、ローマに流れ込むテブレ河の風景です。
- [★CDは2007年8月、CMCD-20082〜3として発売]
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