カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
ドメニコ・ツィポリのオルガン曲集に追加のチャントを録音。
  2006年 6月16日 Museo di Santa Croce, Umbertide, Italy

 いつもレコーディングに利用している、イタリアはウンベルティーデのサンタ・クローチェにて、フィレンツェのオルガニストで、音楽学者、現地で5つの合唱団を指揮しているミケーレ・マンガレッリ氏が率いるグレゴリアン・チャントの4人の男声で、ドメニコ・ツィポリ(Domenico Zipoli)のオルガン曲のVERUSO(詩)の曲間に挿入する曲を、16日に収録しました。
 カメラータの録音でおなじみのクラウディオ・ブリツィも参加。翌日からは、フランスのリル、ドイツはライプツィヒ、ベルリンとコンサートが続く中で、自分のアルバムとあり立会いに。
 17世紀に歌われていた、カトリックの聖歌を使用し、テキストとキーを慎重に選んでの録音でした。ユニークなドメニコ・ツィポリ・オルガン全集が出来るものと信じています。(井阪 紘)
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 ドメニコ・ツィポリのチャントを録音した、ミケーレ・マンガレッリ氏の自宅、フィエソレ(フィレンツェの北、郊外別荘地)に伺って、数々のクレゴリアンの初版や世界で、8冊しかない印刷を拝見してきました。
 レコーディングしたチャントのもとになっている17世紀の印刷譜面も画像でご覧下さい。
(井阪 紘)
[★CDは2007年8月、CMCD-20082〜3として発売]
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