カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
  2004年6月30〜7月2日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン

 ジャン=フランセに続き、カメラータでは2枚目となる彼らの録音は、木管五重奏曲の近代から現代の作品を集めたユニークなプログラム。シェレンベルガー自ら経営する“カンパネラ”にシェーンベルクの木管五重奏曲を収録した彼らが、次はカメラータでどうしても録音したいとプロポーズ。新メンバーではじめて可能になった近代の木管五重奏のための難曲・名曲を集めて1枚を編むことになった。
 ヤナーチェクの「青春」ではバス・クラリネットが加わり六重奏曲となるが、奏者の都合がつかず、一部のセッションは9月に延期されたが、今回は次の3曲が収録された。
 ハンガリーの作曲家クルタークの作品がヨーロッパでは今注目されており、初期のウェーベルン風の作品とはいえ、この興味のある音楽を我々は是非聴いてもらいたいと思っている。
 録音は6月30日、7月1日、2日の3日間。シュテファン・ドールは前日ベルリン・フィルのエッセンでのコンサートを終了して翌日朝5時半に空港に向かってウィーン入り。朝10時からリハーサルの後午後2時からレコーディングという強行軍。でもこれらの曲はウィンナ・ホルンで吹くのは不可能だったから、やはりこのグループも新時代に入ったと言えよう。

[★CDはCMCD-28067として2005年6月に発売]

 曲目
 György Ligeti: Sechs Bagatellen
         : 10 stücke
 Pavel Haas: Quintett pour instruments á vent
 György Kurtac: Quintetto pour Fiati Op.2
 Leos Janacek: Sexteto "Mladi"(青春)

アンサンブル・ウィーン=ベルリン
新メンバーによるアンサンブル・ウィーン=ベルリン
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
ヴォルフガング・シュルツ 
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
 ハンスイェルク・シェレンベルガー
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
シュテファン・ドール 
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
 ミラン・トゥルコヴィッチ
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
ノーベルト・トイブル 
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
アンサンブル・ウィーン=ベルリン
モニタールームで
 
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