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- 2)2000年2月21日〜22日 イタリア
- クラウディオ・ブリツィ アッシジの「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ
- 大聖堂」の新設オルガンによるバッハの新録音
- 1998年以来、イタリアのウンブリアでの録音に着手、インデアミューレとブリツィの録音をこの地で続けているカメラータでは、前回のテレマンの録音で親しく仕事をしたイタリアのオルガンビルダーのグイド・ピンキーの新しいオルガンが、聖フランチェスコで有名なアッシジの「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂」に設置されたのを記念して全曲バッハの作品によるオルガン録音を行いました。カトリック教会でプロテスタントの作曲家たるバッハを演奏するのは、ウィーンあたりではまだ抵抗があってそれは例外に近いのですが、イタリアではもう昔から普通にバッハのオルガン曲は演奏されているとのこと。ブリツィはバッハのオルガン作品全曲の録音に意欲を持っているようで我々もそのプロジェクトを検討中。
- ともかく世界中で最も美しい響きを持つ教会の、最も魅力あるオルガンとの組み合わせによる録音だったわけですが、毎日夜8時に始まって朝6時に終わるセッションは、モニタールームが6度くらいまで寒くなる場所で、凍えるかと思うほどに大変なセッションでした。(写真右上は教会の窓から見たアッシジの街並み)
- 収録曲目
- J.S.バッハ:
- トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
- ソナタ 変ホ長調 BWV.565(6つのソナタより第1番)
- フーガ ロ短調 BWV.525(コレルリの「トリオ・ソナタ」op.3-4の
- 第2楽章の主題による)
- 〈コラール変奏曲〉「恵深きイエスを迎えよ」BWV.768
- 協奏曲 ハ長調 BWV.977(原曲はマルチェルロの「オーボエ協奏曲」
- として有名)
- 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532
- [★一部の曲は2001年1月、28CM-618として発売]
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