カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
シュルツ、バルトロメイ、ボーグナー/フルート三重奏曲集
  2009年2月6日〜9日/フェルトキルヒ、オーストリア

 毎年2月の恒例、フェルトキルヒでのセッション・レコーディングは、いつものライスターではなく、今回はヴォルフガング・シュルツ(フルート)とフランツ・バルトロメイ(チェロ)によるフルート・トリオ。もちろん、ピアノはフェレンツ・ボーグナー。
 ここの音楽院のホールは、昔「シューベルティアーデ」のメイン会場としても使われた、800人入るかどうかといった大きさのホール。ピアノはべーゼンドルファーが常設されており、ホールの近くに住むボーグナーを起用するプロジェクトはここで行われることが多かった。それで近年のライスターとの何枚かの名盤が生まれわけだが、今回はシュルツとの初プロジェクト。
 フンメルは「序奏とテーマ、変奏曲」という形式の作品で、ピアノ・パートは超絶技巧が要求される。録音は少ないが、ウェーバーの作品は名曲で、もっと演奏されてもよい曲だろう。
 セッション最終日の前日にやっと雪。積雪のない2月のフェルトキルヒに来たのは、今回が初めてだった。
 (井阪 紘)

【曲目】
メンデルスゾーン:(フルート)三重奏曲 ニ短調
ウェーバー:フルート三重奏曲(1820)
フンメル:フルート三重奏曲

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