カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
シュルツ、ブリツィ/クレプス
  2008年10月21日〜24日/旧 聖フランチェスコ修道院(アローネ,イタリア)

 ボアモルティエのレコーディングを終え、次のプログラムは、大バッハの弟子、クレプス(Johnn Ludwig Krebs/1713〜1780)の6曲からなるソナタのレコーディング。うち後半3曲はすでにトーマス・インデアミューレ(オーボエ)とクラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)のデュオでCDは発売していますが(CMCD-28145)、前半の3曲は、オリジナル通りフルートで収録しようとシュルツに演奏を依頼していて、それが今回のレコーディングで実現。クラヴィオルガンの演奏とリアリゼーションは引き続きクラウディオ・ブリツィが担当。
 今まで全曲のレコーディングがなく、しかも、すばらしいバロックの作品。それがここイタリアでシュルツとブリツィの2人の演奏によりレコーディングされ、4日間の録音は瞬く間に終了。予想通りの完璧な演奏に、気分よくウィーンに戻れました。
(井阪 紘)

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ヴォルフガング・シュルツ(フルート/写真上)
クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン/右)
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