カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
アルビノーニのソロ・オーボエ・コンチェルト
2006年12月13日〜17日 旧 聖フランチェスコ修道院(アローネ,イタリア)
12月にウンベルティーデを訪れてレコーディングするのは、去年のモレッティ夫妻による
4手のピアノ作品
以来。もともと12月に来る予定ではなかったのですが、1月に予定していたアルビノーニのオーボエ・コンチェルトの録音が、クラウディオ・ブリッツィの病気で突然中止となり、そのカバーをやることとなり、急遽、ウィーンの録音は中止してイタリアに来たという次第です。
アルビノーニのソロ・オーボエ・コンチェルトは、作品7と9から都合8曲あって、今回はそれを全曲収録しました。
ソリストはトーマス・インデアミューレ。クラウディオ・ブリツィが指揮とオルガンで、スコアのリアリゼーションを責任監修し、最高のスタッフで見事な演奏にまとめられました。レコーディング場所はいつもの聖クローチェ美術館。12月13日から17日までの5日間を使い、じっくり時間をかけ、良い録音をしました。
今後は、アルビノーニの2本のオーボエのコンチェルトを
来年中に録音
して、全曲の録音を目論んでいます。
最後のセッションの17日は少し暖かく小雨。ウンベルティーデ市に録音場所を提供してもらっているお礼に、隣のサン・フランチェスコ教会でコンサートを夜9時から。終われば、ワインをあけて、打ち上げが待っています。
(井阪 紘)
[★CDは2009年5月、
CMCD-20097〜8
として発売]
ヴィヴァルディのヴィオラ・コンチェルト
2006年12月16日 Museo di Santa Croce, Umbertide, Italy
アルビノーニのソロ・オーボエ・コンチェルトに平行して、16日の夜、オーケストラの希望で、ルカ・ラニエリで、ヴィヴァルディのヴィオラ・コンチェルトを追加録音しました。6月のテレマンのレコーディングとあわせて、過去の彼のレコーディングをコンピレーションした1枚を考えてのプランです。
(井阪 紘)
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