カメラータ・トウキョウ　レコーディング・ニュース

フィンケと岡田知子のベートーヴェンのチェロ・ソナタ 　　2006年 2月21日〜23日　スタジオ・バウムガルテン、ウィーン 　ウィーンに日曜の19日に帰ってきました。翌日は朝から、トリオ・ヴィエナルテでブラームスのピアノ・トリオをレコーディング。今回でやっと、テオドール・キルヒナー（Theodor Kirchiner）がブラームスの許可を得て編曲した、弦楽六重奏曲2曲のピアノ・トリオ版2曲が完成です。多分、レコーディングはないかと思いますが、あっても少ないでしょう。 　翌日から、エーバーハルト・フィンケさんと岡田知子のベートーヴェンのチェロ・ソナタのレコーディング。録音曲は作品5-1，2の2曲とヘンデルの「マカベウスのユダ」の〈見よ勇者は帰る〉の主題による12の変奏曲です。 　ピアノは、この19日から、スタインウェイを運び込んでのバウムガルテン・レコーディングです。 　85歳のフィンケさんは予想していた以上にお元気で、速いところも軽々と奏きこなし、レコーディングは快調です。いいレコーディングになりそうです。 （井阪 紘） ［★CDは2007年3月、CMCD-28127として発売］
フィンケ（チェロ）	岡田知子（ピアノ）
レコーディング風景

イアン・バウスフィールド　待望のソロ・レコーディング！ 　　2006年 2月24日〜26日　スタジオ・バウムガルテン、ウィーン 　今回のバウムガルテンの一連のレコーディングの中で、僕が一番期待しているのは、ウィーン・フィルのソロ・トロンボーンのイアン・バウスフィールドが初めて、我々のレーベルで録音を開始したことです。 　【収録曲目】 　Bozza : Ballade 　Debussy : Clair de Lune (arranged from Suite Bergamasque) 　Debussy : Minuet (arranged from Petite Suite) 　Defaye : Deux Danses 　Dutilleux : Chorale, Cadence et Fugato 　Gaubert : Symphonic Piece 　Ropartz : Piece en Mi Bemol Mineur 　Saint-Saens : Cavatine 　Saint-Saens : Romance op.36 　Saint-Saens : Romance op. 67 　Salzedo : Piece Concertante 　これが今回のバウスフィールドのレコーディング曲です。まだ、2曲が未収録。2月24、25、26日の3日間の録音で、ピアノはスタインウェイ。ピアニストは、 アリソン・プロクター（Alison Procter／イアンの奥さん）です。詳しくはヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクさんのブログ、「Ｋ＆Ｋの生活」にも出ています。 （井阪 紘） ［★CDは2007年1月、CMCD-28117として発売］
イアン・バウスフィールド（トロンボーン）
アリソン・プロクター（ピアノ）	モニタールームで

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