カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
ハンス・ガルのピアノ・トリオ集
  2004年12月26日〜30日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン

 12月26日より27、29、30日の4日間、カリーン・アダム、ドリス・アダムとウィーン交響楽団のソロ・チェリスト、クリストフ・シュトラートナー(Christoph Stradner) によるトリオで、ハンス・ガルの3曲のトリオを収録。

Hans Gál:
 ・Piano Trio G-dur op.49-13
 ・Piano Trio E-dur op.18
 ・Variations on a populor Viennese Tune op.9

 3曲目の原題は“Variation über eine Wiener Henrigenmeldie”で、途中で有名な「アウグスティン」も出て来る。いかにもウィーンのユダヤ人作曲家らしい。ホ長調のトリオは大作で、R.シュトラウスとブラームスの影響が大きい。ウィーンの演奏家によるこの作曲家のシリーズを続けて制作の予定である。

[★CDは2008年2月、CMCD-28149として発売]
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カリーン・アダム(ヴァイオリン)
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 ドリス・アダム(ピアノ)
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クリストフ・シュトラートナー(チェロ)
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録音をチェックする3人
 

シュミードル、ヴァルガ、岡田博美によるブラームス:クラリネット三重奏曲
  2004年12月28日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン

 ザルツブルク音楽祭の音楽監督を数日前にキャンセルして話題のクラリネット奏者、ペーター・シュミードルと、ソロ・チェリストのタマーシュ・ヴァルガ、それにロンドンよりこの録音のために飛んできたピアニストの岡田博美により、12月28日バウムガルテンで、ブラームス:クラリネット三重奏曲を収録。これは2年前に録ったストランスキーとヴェヒター、岡田によるブラームスのホルン三重奏曲と組み合わせて1枚のCDとなる予定。

 なお、ウィーン・フィルのオーケストラ運営マネージャーは来年6月一杯でシュミードルが辞して、ディーター・フルーリーに移されるとのこと。彼もカメラータの録音アーティストだが、ウィーン・フィルの活動に追われて、録音が中断しないことをプロデューサーとして祈るばかりである。

[★CDは2005年5月、CMCD-28075として発売]
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ペーター・シュミードル(クラリネット)
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 タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)
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 岡田博美(ピアノ)
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