カメラータ・トウキョウ レコーディング・ニュース
 
ブルーノ・カニーノ/イタリアン・ピアノ小品集
  2004年9月1日、2日 鎌倉芸術館

 第25回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルが終わった後、ピアニストのブルーノ・カニーノが鎌倉芸術館に招かれて9月4日にリサイタルを行う機会をとらえ、9月1日、2日にカメラータで久しぶりのピアノ・ソロの録音を行った。
 録音のコンセプトはイタリアのオペラ・コンポーザーの書いたピアノ小品を集めたもので、出版・非出版を含めて珍しいピアノ曲がカニーノのコレクションによって実現した。カメラータにはロッシーニとドニゼッティのピアノ曲を集めたCDに続く2枚目のソロ・アルバムである。ユニークな選曲と共に、きっとピアノ音楽に新しいレパートリーを提供することになると確信している。曲目は下記の通り。
(使用ピアノ:スタインウェイ/調律:瀬川 宏)

■曲目
 プッチーニ:アルバムの頁
 チレア:シラーナの祭り/郷愁のこだま
 レスピーギ:ピアノ・ソナタ ヘ短調 より第1楽章:アレグロ
 レオンカヴァルロ:道化師の行進/踊る操り人形
 ポンキエルリ:時の踊り〜オペラ「ジョコンダ」/君を愛す
 ピック=マンジャガルリ:ルナリア 作品6/オラフの踊り 作品33-2
 ヴォルフ=フェラーリ:4つの小品
 マスカーニ:3つの小品
 マルトゥッチ:幻想曲 作品51
 カセッラ:トッカータ 作品6
 ダッラピッコラ:パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ

[★CDは2005年2月、CMCD-28068として発売(※印は未収録)]
 
ボリス・ベクテレフ/メトネル作品集
  2004年10月20日、21日 コピスみよし、埼玉

 10月20日、21日台風23号が関東直撃の最中、埼玉県三芳町のホール「コピスみよし」で、ボリス・ベクテレフが、最近イギリスを中心に作品の見直しが始まっているメトネルのピアノ・ソナタ2曲と「メルヒェン」と題する数曲のピアノ曲の録音を行った。
 ベクテレフはペトロフ、ソロコフと同時代で、学生時代は彼らを仲間として過ごしたピアニスト。8年前にイタリアのボローニャの音楽院に教授として招かれて、ここ数年は日本で神戸女学院のピアノ科教授として活躍中。西田直孝のフルート録音でパートナーをつとめて我々と知り合い、今回は我々のプロポーズでメトネルを録音する事になった。

[★CDは2005年2月、CMCD-28074として発売]
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コピスみよしでの録音 
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 ピアノはスタインウェイを使用
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メトネルの楽譜を前に 
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 ボリス・ベクテレフ氏
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