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- 佐藤美香がカメラータにデビュー録音
- 2003年6月21日〜24日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン
- 2000年のショパン・コンクールに6位入賞を果たした日本期待のピアニスト、佐藤美香がカメラータにデビュー録音。プログラムは「ソナタ 第3番 ロ短調 作品31」「夜想曲 作品9-1, 2, 3」「前奏曲 嬰ハ短調 作品45」「舟歌 嬰ヘ長調」「スケルッツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39」など。6月20日ヤマハ・コンサート・ホールのリサイタルの翌日から、4日間、いつものスタジオ・バウムガルテンで、入念に収録。
- 佐藤美香は亡くなった井上直幸が病の中、最後まで教えていた縁もあり、故人の遺志もあって、デビューに我々が一役を買う事になった。完備されたテクニックと、スケールの大きな演奏は、「音楽の友」誌で「21世紀のピアニスト」に選ばれただけあり、将来性を秘めた魅力ある音楽家である。
- [★CDは2004年8月、CMCD-28047として発売]
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レコーディング開始の前日、6月20日ウィーンのヤマハホールでのコンサートの様子 |
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スタジオ・バウムガルテンでの録音風景 |
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- ウィーン・フィルハーモニア・ピアノ五重奏団によるシューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
- 2003年6月22日〜25日 スタジオ・バウムガルテン、ウィーン
- 日本での11月にツアーに先だって、ウィーン・フィルハーモニア・ピアノ五重奏団が、シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」のレコーディングを、22日の日曜日から25日までの4日間をかけてスタジオ・バウムガルテンで行った。
- ヒンクを中心とするウィーン・フィルハーモニカーのメンバーによるこの団体は、ウィーン弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンのクロイザマーを欠いたところに、ピアノのジャスミンカ・スタンチュールとコントラバスのミヒャエル・ブラデラーが入った編成。
- 「ます」にファイルアップされる曲目は、シューベルトの「弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.471」(1816)、シューベルト自身が第2楽章と明記した「弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.471」、そして恐らく終楽章に使うか、初めに第1楽章として書き始めたのか定かではないフラグメント「弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.111a」(1814年9月5日)。最後に、1816年1月の作曲の記録がある「8つのレントラー 嬰へ短調 D.355」をファイルし、珍しい曲が聴ける1枚にまとめた。10月、ツアー前の発売を予定している。
- [★CDは2003年10月、CMCD-28028として発売]
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ウィーン・フィルハーモニア・ピアノ五重奏団、スタジオ・バウムガルテンでの録音風景 |
ヒンク、スタンチュール、オクセンホーファー(写真左より) |
ドレシャル、ブラデラー(写真左より) |
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モニタールームで |