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- (1)1999年11月17〜18日
- ウィーン・フィルのソロ・フルート、ディーター・フルーリーの新録音はフレンチ・ピースの第2作目。
- ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団と東京文化会館でコンサートを行ったディーター・フルーリーは、今回は日本でピアニストの新鋭・辻本智美と組んでフランスの作品を収録しました。
- 曲目はプーランク「フルート・ソナタ」、ルーセル「フルートを吹く人たち」、ミヨー「ソナチネ」、デュレイ「ソナチネ」(六人組の一人で録音は少ない)の他、フルート・ソロでドビュッシー「シランクス」、オネゲル「牝山羊の踊り」、イベール等。
- ピアニストの辻本さんは中川昌三との新しいフルートピースのCDでデビューした期待の新人で、ウィーンで行った2回のリハーサルで、フルーリーが共演者として選択したラッキー・ガール。フランスに於いて永年セシル・ウセーに就いての研鑽の成果が、このレパートリーで発揮されたと言えるでしょう。
- 録音は栃木県の岩船町文化会館コスモスホール。ピアノはスタインウェイ。11月17、18日の収録でしたが、残り数曲は後日ウィーンにて録音の予定です。
- [★CDは2001年9月、28CM-597として発売]
- (2)1999年12月1〜3日
- フルートの西田直孝さんも第2弾。
- 今回はフルートのための編曲版のみで楽しいアルバム。
- ジョリヴェの「5つの呪文」やバッハの無伴奏フルートのための「パルティータ」のソロピースや、井上直幸とのモーツァルトの初期ソナタを含めた第1弾のソロアルバムから10年以上も経ったフルーティスト西田直孝。
- 今回はロシア人でイタリア国籍のピアニスト、ボリス・ベクテレフと出会って、是非とも彼と1枚のレコーディングを残しておきたいとの希望から実現したもので、フルート録音の多い当社としてもレパートリー的に重複しない事を考慮してのプログラミングとなりました。
- 曲目はメンデルスゾーンの「ソナタ ヘ短調 作品4」(原曲は「ヴァイオリン・ソナタ 第1番」)、シューベルト「ソナチネ 第2番 イ短調 D.385」(原曲はヴァイオリン「ソナチネ 第2番」)、ショパン「華麗なるポロネーズ」(原曲はチェロ・ピース)そしてシューマンの「幻想小曲集」(原曲はクラリネットとピアノ)の4曲。12月1、2日にかけて行われた録音はフルーリーと同じく岩船町コスモスホールでピアノはスタインウェイでした。
- [★CDは2000年10月、28CM-596として発売]
- (プロデューサー 井阪 紘)
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