レコーディング・ニュースの最近のブログ記事

レコーディング風景

 すこし遅くなりましたが、2009年最初のレコーディング・ニュースを3本追加しました。
 まずは1月下旬、イタリアでのトーマス・インデアミューレ(オーボエ)&イ・ソリスティ・ディ・ペルージャで、J.S.バッハの協奏曲をレコーディング。近年、弊社のイタリア・レコーディングでは定番となっている旧 聖フランチェスコ修道院でレコーディングを行いました。。
 2月6日からフェルトキルヒでレコーディング。毎年2月といえばここフェルトキルヒに住むフェレンツ・ボーグナー(ピアノ)とカール・ライスター(クラリネット)によるセッションが恒例ですが、ストックのレコーディングもあるため今年は一度お休み。代わりにヴォルフガング・シュルツ(フルート)とフランツ・バルトロメイ(チェロ)を迎え、メンデルスゾーン、ウェーバー、フンメルのフルート三重奏曲をレコーディング。ピアノは引き続きボーグナーが担当しました。
 2月14日からは弊社のウィーン・レコーディングの本拠地、スタジオ・バウムガルテンに移動。ハイドンの作品で、2台の"リラ・オルガニザータ"という楽器のために書かれた「ノットゥルノ」をレコーディング。すでに失われてしまった"リラ・オルガニザータ"のパートはインデアミューレのオーボエとシュルツのフルートに置き換えて演奏しました。2人のバックには"シュルツ・ファミリー"とも言うべきカメラータ・シュルツ。トビアス・リー(ヴィオラ)やフォルカー・アルトマン(ホルン)らウィーン・フィルのメンバーも参加しました。今年没後200年を迎えるハイドンの作品の中でも、これまで演奏・録音の少なかった秘曲として注目を浴びることでしょう。

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●インデアミューレ&イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ/バッハ:オーボエのための協奏曲集
●シュルツ、バルトロメイ、ボーグナー/フルート三重奏曲集
●インデアミューレ、シュルツ、リー、オッテンザマー ほか/ハイドン:ノットゥルノ全曲

レコーディング風景

 ウィーンのスタジオ・バウムガルテンで2008年12月上旬からクリスマスにかけて行われたレコーディングから、5本のレコーディング・ニュースを追加しました。今回もカメラータ初録音のアーティストなど、注目のレコーディングが目白押しです。

 まずは12月8日、ウィーン・フィルのソロ・チェロ、タマーシュ・ヴァルガによるカメラータ初のソロ・レコーディングでスタート。彼の出身地ハンガリーの作曲家を中心にした作品を集めました。
 12月10日からはウィーン弦楽四重奏団のハンス・ペーター・オクセンホファーが指揮をとるウィーン・モーツァルティステンによる2度目の録音。来年のハイドン没後200年を記念したアルバムです。アンサンブルに参加しているアーティストの顔ぶれにもご注目を。
 12月16日、20日は諸戸詩乃によるモーツァルトのピアノ・ソナタ集のレコーディング。今後の活躍が期待される弱冠15歳の俊英によるデビュー盤です。
 12月18日、20日はドリス・アダムのレコーディング。19世紀に活躍し、ピアノの名手として有名だったグリュンフェルトの秘曲を集めたカメラータならではのアルバムです。
 最後は12月22日からクリスマスにかけて、ヴァイオリンの植村理葉による待望の新作をレコーディング。ロンドンから駆けつけた岡田博美のピアノも好サポート、フレンチ・ピース+別宮貞雄のヴァイオリン・ソナタ 第1番を収録し、2008年のウィーン・レコーディングは無事に終了しました。

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●タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)/コダーイ、ガル、リゲティ
●フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"/ハイドン:協奏曲
●諸戸詩乃(ピアノ)/モーツァルト
●ドリス・アダム(ピアノ)/グリュンフェルト:ピアノ作品集
●植村理葉(ヴァイオリン)&岡田博美(ピアノ)/フランス作品集

レコーディング風景

 10月中旬から下旬にかけてウィーンとイタリアで行われたレコーディング・ニュースを4本追加しました。今回もカメラータならではの珍しい作品や作曲家が並んでいます。

 まずはウィーンでベルリン・フィルの首席、シュテファン・ドール(ホルン)によるモーツァルトのホルン協奏曲全集。完璧なテクニック、豊かな音楽性を誇るドールによるレコーディングというだけでも注目に値しますが、今回の"全集"はある面白い試みがなされています。詳しくはぜひニュースをご覧ください。現在、クリスマス前にヨーロッパでアルバムを披露すべく急ピッチで制作を進めていますが、ここ日本でも年内のリリースを予定しています。
 続いて同じスタジオ・バウムガルテンで、ウィーン・コンツェルト・フェラインによるハイドンの交響曲のレコーディング。ファゴット演奏の第一人者、ミラン・トゥルコヴィッチが指揮をとりました。ハイドンの没後200年となる来年のリリースを予定しています。
 この後、カメラータのレコーディング・クルーはヴォルフガング・シュルツ(フルート)と共にイタリアへと移動。そこでジュゼッペ・ノヴァ(フルート)、ミヒャエル・オマン(リコーダー)、リノ・ヴェルニッツィ(ファゴット)、クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)らと合流、ボワモルティエの「3本のフルートと通奏低音のためのソナタ」のレコーディングに入りました。素晴らしい名手たちによるレア・レパートリー・アルバムとして注目を集める事は間違いないでしょう。
 続いてシュルツとブリツィのデュオで、クレプスのソナタをレコーディング。クレプスはすでにトーマス・インデアミューレ(オーボエ)とブリツィのデュオで3曲が発売済ですが、今回はオリジナル通りにフルートでの演奏・収録を行いました。

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●ドール/モーツァルト:ホルン協奏曲全集
●トゥルコヴィッチ&コンツェルト・フェライン/ハイドン:交響曲
●シュルツ、ノヴァ、オマン ほか/ボワモルティエ:ソナタ
●シュルツ&ブリツィ/クレプス:ソナタ

レコーディング風景 

 前回の第1弾から時間が空いてしまいましたが、「レコーディング・ニュース」のページに6月下旬に行われたウィーン・レコーディングの様子を追加しました。

 まずはウィーン・フィルのフルーリー(フルート)とノージュ(チェロ)、そしてピアノのオシャによるJ.ハイドンの三重奏曲。ハイドンは来年(2009年)で没後200年を迎えますが、それに合わせてリリースを予定しています。

 続いて11月15日にリサイタル「ふらんすplus 2008」を開催するピアニスト、岡田博美による三善 晃作品のレコーディング。作者である三善自身も全幅の信頼を置く岡田は、今回も抜群の集中力で作品を弾ききりました。今回の作品以外に2台ピアノの作品も後日追加収録し、1枚のアルバムとしてまとめる予定です。

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●2008年6月(フルーリー、ノージュ、オシャ)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(岡田博美)のレコーディング・ニュースのページへ

レコーディング風景

「レコーディング・ニュース」ページに6月の海外レコーディングの様子を追加しました。今回はイタリア→ウィーン→プラハの各地でレコーディングが行われました。

 イタリアでは6月2日からのイ・ソリスティ・ディ・ペルージャの弦楽セクションで組んだカルテットのレコーディング。今回はいつもの聖クローチェ教会ではなく、同じウンベルティーデ市にある"世界一小さい"と言われるオペラハウス、Teatro della Concordiaで行われました。収録曲はヴィオッティの弦楽四重奏曲。音源が少ない作品のため貴重なアルバムになるでしょう。

 6月9日からは弊社のウィーン録音の中心地、スタジオ・バウムガルテンへ。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲プロジェクトが進行中の上海クァルテットのレコーディングです。5日間という時間を費やし、ベートーヴェンの後期作品に取り組みました。

 6月中旬からはチェコ共和国の首都プラハへ。今年も8月の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに参加し、続く8月31日の東京公演もチケット完売となったパノハ弦楽四重奏団のレコーディング。待望のドヴォルジャーク・シリーズの録音を3年ぶりに再開させました。

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●2008年6月(イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ メンバー)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(上海クァルテット)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(パノハ弦楽四重奏団)のレコーディング・ニュースのページへ

レコーディング風景 
 「レコーディング・ニュース」
ページに3月上旬〜中旬のウィーン・レコーディングの様子を追加しました。録音場所はウィーンのスタジオ・バウムガルテンです。

 まずは3月6日からのウィーン・ピアノ五重奏団の録音。作品はユゼフ・ノヴァコフスキのピアノ五重奏曲、アントニ・ストルペのピアノ六重奏曲など。二人ともポーランドの作曲家で、親しみのあるメロディーが印象的だそうです。フンメルリースと続いた同団のディスコグラフィーに、また新たなディスクが加わることになります。

 続いて3月9日から、ウィーン・フィルにおける活躍で注目を浴びる若手ヴァイオリニスト、ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクの初録音。内容はカール・チェルニーのヴァイオリンとピアノのデュオの作品集で、ウィーン楽友協会アーカイヴの協力を得て実現した同作品の世界初録音です。ピアノは草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでも度々来日、カメラータからもCDをリリースしているブルーノ・カニーノ。要注目のレコーディングです。

 最後は11日から行われた、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"のレコーディングです。同団はウィーン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブルで、タクトを振るのは5月に来日公演を控えたウィーン弦楽四重奏団のヴィオラ、ハンス・ペーター・オクセンホファー。教育者としても多くの後進を育成してきたオクセンホファーのもと、16名の若手演奏家たちによって結成された同団は、本レコーディングだけでなくパーマネントなアンサンブルとしてコンサートも予定されており、今後の演奏活動にも期待が高まるものと思われます。

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●2008年3月(ピアノ五重奏団)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年3月(ヘーデンボルク&カニーノ)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年3月(フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン")のレコーディング・ニュースのページへ

ヴォルフガング・シュルツ 「レコーディング・ニュース」ページに3月上旬のウィーン・レコーディングの様子を追加しました。

 今回ご紹介するのはヴォルフガング・シュルツ(フルート)とフランツ・バルトロメイ(チェロ)を中心としたレコーディングで、収録内容はモーツァルトのピアノ・ソナタ K.331とオーボエ四重奏曲 K.370を、ホフマイスターがフルート四重奏版に編曲したという珍しいもの。ヴァイオリンはシュルツの長女であり、カメラータ、カンパネラ・ムジカからCDを発売している"トリオ・ヴィエナルテ"ヴェロニカ・シュルツが弾いています。

●2008年3月(ウィーン)のレコーディング・ニュースのページへ

カール・ライスター 「レコーディング・ニュース」ページに2月上旬の海外レコーディングの様子を追加しました。

 まずは毎年2月にフェルトキルヒで行われる、カール・ライスター(クラリネット)&フェレンツ・ボーグナー(ピアノ)によるデュオ。今回は"ベルカント"と題し、オペラの幻想曲やアリアの編曲を中心とした選曲。70歳を超えてもなお精力的なライスターが、文字通り"クラリネットで歌う"アルバムになりました。
 フェルトキルヒでのレコーディングを終えてイタリアに移動。近年、カメラータのイタリア録音で重要な拠点になりつつある聖クローチェ美術館で、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャの単独レコーディング。今回のテーマはシューベルトで、マーラーの編曲した「死と乙女」など、珍しい作品を室内オーケストラでレコーディングしました。

●2008年2月(フェルトキルヒ)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年2月(イタリア)のレコーディング・ニュースのページへ

 久々の更新です。「レコーディング・ニュース」ページに、12月上旬にイタリアで行われたセッション・レコーディングの様子を追加しました。今回収録された作品はイタリアン・バロックの作曲家、トマゾ・アルビノーニ(1671〜1751)のオーボエ協奏曲。オーボエは過去に「ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲全集」(CMCD-99001〜3)で息の合った演奏を披露したトーマス・インデアミューレジャック・ティース。弊社録音でおなじみのイ・ソリスティ・ディ・ペルージャをバックに迎えての録音です。

●2007年12月(イタリア)のレコーディング・ニュースのページへ

 4月はエストニアとウィーンで2つのレコーディング・セッションを行いました。
 エストニアではトーマス・インデアミューレエストニア国立交響楽団によるルブランのオーボエ協奏曲。ウィーンでは注目のスーパー・トロンボーン、イアン・バウスフィールドによるカメラータの初レコーディング。どちらも注目盤になりそうです。

 ●2006年4月(エストニア)のレコーディング・ニュースのページへ
 ●2006年4月(ウィーン)のレコーディング・ニュースのページへ

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