新聞・雑誌の最近のブログ記事

RAA 2011CMCD-20107~8 このたび、2011年度 第49回「レコード・アカデミー賞」(音楽之友社主催)におきまして、CD『團伊玖磨:歌曲集「マレー乙女の歌へる」/永井和子、大和田葉子、小谷彩子』(CMCD-20107~8)が【声楽曲部門】にて選出されました。
 本アルバムは没後10年を迎えた作曲家、團伊玖磨を偲び、追善特別企画として、2002年の追悼演奏会で上演された團の『マレー乙女の歌へる』を2枚のディスクにライヴ収録したタイトルです。『マレー乙女…』は、團が何度もの推敲を重ね完成させた長大な歌曲集で、最晩年の力作です。
 本アルバムではひとりの少女が大人の女性へと成長する様子を永井和子(メゾ・ソプラノ)、大和田葉子(フルート)、小谷彩子(ピアノ)の3人の女性演奏家たちが完成度の高い演奏で表現し、発売直後の『レコード芸術』6月号でも、畑中良輔氏、喜多尾道冬氏からの絶賛とともに【特選盤】に選ばれました。
 「レコード・アカデミー賞」に関する詳細情報は、本日20日発売の『レコード芸術』1月号(音楽之友社/12月20日発売)に掲載されます。こちらもどうぞご注目ください。

CMCD-28221 4月25日に発売されましたカール・ライスターの最新盤、『カール・ライスター プレイズ 西村 朗』(CMCD-28221)が『レコード芸術』6月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。
 誌面では、佐野光司氏から「(〈カヴィラ[天界の鳥]〉は)音響の運動より、音響そのものへの眼差しがオーケストラにあり、クラリネットはそこから飛翔する、まさしく鳥のように自在な運動をする。西村のクラリネット作品の傑作である(中略)」と、長木誠司氏からは「(ライスターの)引き締まった音色の深みから出てくる悠然とした音楽には、いっそう磨きがかけられて、ちょっと神がかり的な峻厳さが認められる」と、高い評価をいただきました。

CMCD-20107~8 同じく團伊玖磨の歌曲集『團伊玖磨:歌曲集「マレー乙女の歌へる」/永井和子、大和田葉子、小谷彩子』(CMCD-20107~8)も【特選盤】に選ばれました。
 誌面では畑中良輔氏から「ここでの永井和子の名唱、大和田葉子のフルート、小谷彩子の精緻なピアノ、この3人の共演の、水も漏らさぬ見事な解釈と演奏が聴く者を捉えて離さない」と評価され、喜多尾道冬氏からは、「(永井の歌唱は)音符は身体の一部となるほど血肉化され、身体自身が声と言葉となって歌い出してると言えるほどだ。(中略)小谷のピアノは一貫してクール。(中略)大和田のフルートは広々とした空気感と清涼感が好ましい」と、高い評価をいただきました。

CMCD-28223 3月25日に発売されました『ライプツィヒ時代のバッハ〜後期オルガン作品集/松居直美』(CMCD-28223)が、『レコード芸術』5月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。
 本アルバムは日本を代表するオルガニスト、松居直美によるバッハ後期作品を収めた最新アルバムです。レコーディング場所にはノルウェー第3の都市トロンハイムに建つニーダロス大聖堂が選ばれました。この大聖堂には18世紀中頃、ドイツの名オルガン製作者ヨハン・ヨアヒム・ワーグナーによって製作された素晴らしいオルガンがあり、今回のアルバムに最適な音色と残響を備えたまさに理想の場所でした。オルガニストとしてさらに円熟味を増した松居直美の演奏と、オルガンの荘厳な音色と残響をあますところなく捉えた高音質な録音にもぜひご注目ください。

CMCD-28199 このたび、2010年度 第48回「レコード・アカデミー賞」(音楽之友社主催)におきまして、CD『西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉』【特別部門/録音】に選ばれました。
 弊社では、創立以来「レコーディングの芸術」としての音楽的完成度の追求と緻密な音作りを、レコード制作の最も大切な理念のひとつとして掲げてきました。このような名誉ある賞をいただけましたことは、作曲家の西村朗氏からの的確なご指示、演奏者の沼尻竜典氏大阪センチュリー交響楽団による高水準な演奏、そして各関係者の皆様のご協力のおかげと心より感謝申し上げます。
 今年度ベスト1の名録音/名演奏による〈蘇莫者〉をまだ未体験の方は、この機会にぜひお聴きください。
 なお、「オーケストラのための〈蘇莫者〉」の音源は、24bit/88.2kHzの高音質音楽データでクリプトンHQMストアにて12月中旬より配信される予定です。
 「レコード・アカデミー賞」に関する詳細情報は、雑誌『レコード芸術』1月号(音楽之友社/12月20日発売)に掲載される予定です。作曲家の西村朗氏と弊社エンジニア高島靖久のコメントもご覧いただけます。
 また、雑誌「HERS」(光文社/12月11日発売)では、高島のインタビューが、弊社CDの紹介とともに掲載される予定です。こちらもどうぞご注目ください。

CMCD-28206 6月25日に発売されましたパノハ弦楽四重奏団の最新盤、『ドヴォルジャーク:弦楽四重奏のための「糸杉」B.152、弦楽四重奏曲 第13番 ト長調 作品106/パノハ弦楽四重奏団』(CMCD-28206)が『レコード芸術』8月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。誌面では、高橋昭氏から、「パノハ四重奏団は以前から音色の美しさで際立っているが、ここではそれが強弱、表情、テンポのこまやかな変化と結びついて作品の本質に迫っている。」と。大木正純氏からは、「チェコの繊細な民族性を示す歌い回しはまったく独特で、こればかりは文字通り、他の追随を許さない。最もボヘミア的という意味での、決定盤の登場と言えようか。」と、推薦いただきました。
 当盤は、7月21日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーでも選出され、西原稔氏からは「心に染み入る名演」、梅津時比古氏からは「互いに相手にゆだねた自由な息づかいが、至福の時を連れてきてくれる。」と、紹介いただいております。

CMCD-20101〜2 同じく『レコード芸術』8月号、新譜月評コーナーにて、5月25日に発売されましたウェルナー・ヒンクの最新盤『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)/ウェルナー・ヒンク』(CMCD-20101〜2)も【特選盤】に選ばれました。誌面では濱田滋郎氏から、「いわゆるウィーン的な優美さ、あたたかさは目に見えぬ血となって弦に、弓に通っているが、それに頼って甘くなってしまうことはない、技術的にも精神的にもたいへん高度な演奏が繰りひろげられていく」と評価され、那須田務氏からは、「ひたすら端正で美しい歌が紡がれる。多彩なアーティキュレーションによる語りではなく、基本的に自筆譜に従いながら、何よりも丁寧に歌うことを心がけた演奏といえる。(中略)ヨーロッパの伝統的なクラシカルの美学のあり方だ」と、その演奏を高く評価いただきました。

CMCD-99054 5/25に発売されましたCD『クロイツァー豊子 メモリアル〜ショパン名曲集』(CMCD-99054)が6月9日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーにて紹介されました。
 紙面では、梅津時比古氏から、「彼女の精神の深さから生み出された色合いの豊かさに魅了され、これこそがショパンの美であり、ショパンの精神であると思わざるを得ない。」と、高評いただいております。
 クロイツァー豊子が遺した幻の録音を是非お楽しみください。

モーツァルティステン 現在来日中でウィーン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブル、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”。このアンサンブルの指揮者で、中心人物であるハンス・ペーター・オクセンホファーとウィーン・フィル首席チェリストのローベルト・ノージュが、のクリプトン・ラボにて『HiVi(ハイヴィ)』誌の取材をうけました。
 当日は両氏がアンサンブル結成の経緯などを語るとともに、カメラータ・トウキョウとクリプトンが共同で行っている高音質音楽配信サービスの音源の試聴も行われました。
 すでにカメラータ・トウキョウよりハイドンシューベルトの2枚のアルバムをリリースし、同音源の高音質配信も好評の彼らですが、自身の高音質音源をはじめて試聴、そのクオリティの高さに驚嘆し、オクセンホファーは、「ここで聴けたハイクォリティな音は、実に見事です。演奏家冥利につきます」と、大満足の様子でした。
 このインタビューの詳細はHivi WEBホームページにて詳しく紹介されています。

 また、両氏は同じくクリプトン・ラボにて行われたファイル・ウェブの取材でも今回の来日公演について、「私たちは作曲家がその当時生きてきたウィーンという街で今生活していて、彼らと同じ空気の中で生きてきました。このような環境の中で、培ってきた伝統的な演奏法、そして音楽的な“訛り”という自分たちでしか表現できないものを日本のみなさんにお伝えしたいです。」と、意気込みを語り、高音質音楽配信についても、「まるでオーケストラの中にいるような感覚でした。(中略)我々音楽家にとっても大きな喜びです。」と、そのクオリティを高く評価しています。
 インタビューでは弊社プロデューサー井阪紘との交流や録音時の音作りなどにもふれています。
 詳しくはファイル・ウェブホームページをご覧ください。

CMCD-28203 3月25日に発売されました『シューベルト(マーラー編曲):死と乙女(弦楽合奏版)他/イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ』(CMCD-28203)が、『レコード芸術』5月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。
 誌面では、藤田由之氏から、「それぞれの作品を予期以上に楽しませてくれる。《死と乙女》にしても、マーラーが本来意図していた次元を超えた演奏が求められることが多いが、ここではむしろ清澄な表現も思わせている。(5つのドイツ舞曲も)すでにいくつかの演奏を聴くことができるが、そこにも、もうひとつ楽しみを加えてくれている。」と。金子建志氏からは、「演奏は極めて正攻法。若書きの《ドイツ舞曲》はモーツァルトかロッシーニのように明るい歌に満ち、軽やか。さすがイタリアと言うべきか。」と、それぞれ高評をいただきました。

CMCD-28189 1月25日の発売以来、新聞などで話題のCD、『バッハへのオマージュ オルガン作品集〜バッハからプーランクまで/クラウディオ・ブリツィ』(CMCD-28189)が、『レコード芸術』3月号「新譜月評」のコーナーにて【特選盤】に選ばれました。誌面では、濱田滋郎氏より、「非常に楽しめる1枚として推すに値する。」と、那須田務氏からは、「プーランクの協奏曲が聴きどころ。明るく気品に溢れたイタリアのオーケストラのサウンドとピンキー・オルガンの相性が抜群を示し、洒脱で洗練された演奏を聴かせている。」と、それぞれ推薦をいただいております。
 このCDは2月18日発刊の朝日新聞夕刊でも金澤正剛氏から、「現代イタリア製のオルガンで弾いたら、そこには新しいバッハの姿が。(中略)メンデルスゾーンとリストを道連れに、イタリア旅行中のバッハに出あえる1枚。」と、ご紹介いただいております。

CMCD-28189CMCD-28211 1月25日に発売いたしましたCD 2タイトルが2月17日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーにて紹介されました。
 オトマール・ミュラー(チェロ)、マルティン・ケルシュバウム(指揮)、ザルツブルク・ソロイスツによる『ハイドン:チェロ協奏曲集』(CMCD-28211)は、西原 稔氏から、「ミュラーがチェロ独奏をつとめるこの演奏は、揺るぎない表現とウィーンの演奏伝統を実感させてくれる」と評価されました。
 また、梅津時比古氏からは、クラウディオ・ブリツィ(オルガン)の最新盤、『バッハへのオマージュ オルガン作品集〜バッハからプーランクまで』(CMCD-28189)を選出いただき、「ブリツィがピンキー・オルガンを用いてバッハの「前奏曲とコラール」などを弾いたこのCDの音は、「人間的」の一言に尽きる。メンデルスゾーン、プーランクも素晴らしい」と、それぞれ高評いただいております。
 チェロ協奏曲集のCDは他に録音が少ない貴重な音源を収録しております。また、オルガン作品集も、南イタリア巡礼の地サン・ジョヴァンニ・ロトンドに新しく建てられた、聖人ピオゆかりの教会「聖ピオ・ダ・ピエトレルチーナ教会」にて録音し、バッハの名曲、バッハへのオマージュ的名作を収めたオルガン名作集といえる内容です。

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