2011年12月20日新譜のご案内[クラシック/CD]

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 カメラータの1月新譜(12月20日発売)3タイトルをご紹介いたします。

CMCD-10008〜16 1枚目は『ブルックナー:交響曲選集/クルト・アイヒホルン』(CMCD-10008〜16)です。1991年、巨匠クルト・アイヒホルン(指揮)とリンツ・ブルックナー管弦楽団を迎えてスタートしたカメラータ・トウキョウのブルックナー:交響曲レコーディング・プロジェクトによって制作された『ブルックナー:交響曲選集』を、この度装いを新たに再リリースしました。当アルバムは、これまでのCDスペックのマスター・テープから176.4kHz/24bitの高解像度マスターを新たに作成、先月リリースされた『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集/ウェルナー・ヒンク&遠山慶子』(CMCD-10003〜7)でも採用され高い評価を得ているビクタークリエイティブメディア株式会社が開発した高解像度マスターをCDへダイレクトにカッティングする最新技術、『HR(ハイレゾリューション)カッティング』を導入することで、従来のCDと比べより高解像度なCDの製作を実現しました。
 この『HRカッティング』でよみがえった高音質な9枚組のCDに、W.キャラガンやJ.A.フィリップスなど、著名なブルックナー研究家/校訂者が書き下ろした解説、多数の譜例、資料等を掲載した130ページを越える豪華解説書に加え、キャラガン校訂による交響曲第2番のセッション録音風景と抄訳、アイヒホルンにより一部変更された交響曲第2番の終楽章別録音を収録した特典CDを含む豪華仕様となっております。
 また、購入特典といたしまして、交響曲 第9番 第2楽章の録音風景を収録した特典動画のダウンロードIDをプレゼントいたします(※動画の視聴にはインターネット回線およびPCが必要となります)。

CMCD-28246 2枚目は『吉松 隆:夢詠み/吉村七重』。2009年の映画『ヴィヨンの妻』、2012年にはNHKの大河ドラマ『平清盛』の音楽を担当する作曲家、吉松隆が、二十絃箏の第一人者、吉村七重と再び共演した最新作です。タイトル曲の「夢詠み」は大河ドラマの「紀行」コーナーでも流れる美しいメロディーの作品です。吉松と吉村が20本の絃で描く音の宇宙は、“邦楽”という枠組みを超えリスナーの心に幻想的に響きます。
 なお、今回も前作『すばるの七ツ』(28CM-578)と同様、ジャケットの表紙デザインは吉松隆自身が手がけました。

CMCD-28253〜6 3枚目は『北ドイツのバロック・オルガン名作集〜スヴェーリンクからバッハまで/松居直美』(CMCD-28253)です。前作『ライプツィヒ時代のバッハ~後期オルガン作品集』(CMCD-28223)でも高い評価を得た日本を代表するオルガニスト、松居直美が北ドイツを中心に活躍した5人の作曲家のオルガン作品を収録した最新作。スヴェーリンクに始まり、その弟子シャイト、さらに孫弟子ラインケンとブクステフーデを経て、ヨハン・セバスティアン・バッハに至る、北ドイツのバロック・オルガンの名作が収められたアルバムです。スケールの大きなオルガンの音をあますところなく捕らえた録音にも注目です。

 なお、今月は25日にも2タイトルの新譜がリリースされる予定です。こちらの方にもご期待ください。

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