1980年代に入り、カメラータ・トウキョウはウィーンでレコーディングを行うための環境を徐々に整備し、同時に現地の演奏家たちとの信頼関係を少しずつ築き上げてきました。これまで皆さんにお届けしてきた数多くの"ウィーン発"のアルバムは、そのような地道な作業の積み重ねの上に生まれてきた、まさにカメラータならではのアルバムです。
特別企画【カメラータ・ウィーン・レコーディングズ】は、「カメラータ」レーベル創設30周年を記念し、当レーベルがウィーンで行なってきた数々のレコーディングの中から名盤・貴重音源をチョイスし、お求めやすい価格でお届けする好評のシリーズです。
シリーズ第3弾となる今回は4タイトル。まずはウィーン・フィルの管楽器奏者たちから指導を受ける若手演奏家を集めて結成されたフィルハーモニック・ウィンド・オーケストラ・ウィーン&カール・ヤイトラー(指揮)によるアルバムが3タイトル。ウィーン・フィルからハンス・ペーター・シュー(トランペット)、ギュンター・ヘーグナー/ヴィリバルト&ロナルド・ヤナシュッツ/フォルカー・アルトマン/ラルス・ミヒャエル・ストランスキー(ホルン)といった豪華ゲストお迎え、ウィーンならではの柔らかく美しい音色ブラス・サウンドを聴かせます。もう1つのタイトルは、世界屈指のファゴット演奏として知られるミラン・トゥルコヴィッチ(指揮)がオーストリア放送交響楽団木管アンサンブルを率いたアルバム。近年は指揮者としての活動も目覚ましいトゥルコヴィッチが、その才能を開花させた初めてのアルバムといってもよいでしょう。
ウィーンのアーティストによるウィーンならではの作品をぜひお楽しみください。
●ラデツキー行進曲/フィルハーモニック・ウィンド・オーケストラ・ウィーン&ヤイトラー
(CMCD-15124)
●ラデツキー行進曲/フィルハーモニック・ウィンド・オーケストラ・ウィーン&ヤイトラー
(CMCD-15125)
●ロマンティック・ブラス/フィルハーモニック・ウィンド・オーケストラ・ウィーン&ストランスキー 他
(CMCD-15126)
●R・シュトラウス&ドヴォルジャーク:管楽セレナード/トゥルコヴィッチ&オーストリア放送交響楽団木管アンサンブル
(CMCD-15127)