2011年3月アーカイブ

 カメラータの4月新譜(3月25日発売)は2タイトルです。

CMCD-28234 1枚目は『ベル・エポックのフルート音楽/榎田雅祥、蒲生祥子』(CMCD-28234)。1855年から始まり1951年に幕を閉じたルイ・ロット工房。約100年間に製造されたフルートは数が少ないため希少価値が高く、また、その優雅で甘美な音色は多くの愛好者に認められています。本アルバムで使用されたルイ・ロットは1886年製。アルバムに収録された名曲が書かれた年代と、まさに同時期に製作された楽器により、タファネル、フォーレ、シャミナード、ゴベールなどの有名曲が演奏されます。元大阪フィルハーモニー管弦楽団首席奏者、榎田雅祥がお届けするルイ・ロットによる優雅なフルート音楽。多くの方に愛聴いただけるフルート名曲集です。

CMCD-28223 2枚目は『ライプツィヒ時代のバッハ〜後期オルガン作品集/松居直美』(CMCD-28223)。日本を代表するオルガニスト松居直美の最新アルバムは、ドイツの名オルガン製作者ヨハン・ヨアヒム・ワーグナーによるオルガンで演奏するJ.S.バッハ作品集です。ノルウェー第3の都市トロンハイムに建つ壮麗なニーダロス大聖堂のバロック様式オルガンは、18世紀中頃に製作された名オルガン。バッハ後期に作曲されたオルガンの名曲が名オルガンの荘厳な音色で大聖堂に響き渡ります。オルガニストとしてさらに円熟味を増した松居直美の演奏は、聴き手の心に神聖な光を投じます。一つ一つの繊細な音を失うことなくオルガンのスケール感を捉えた録音にもご注目ください。

CMCD-99059CMCD-99060CMCD-99061

 1975年に設立されたカメラータ・トウキョウは、当初から日本のみならずウィーンでの録音も積極的に行ってきましたが、初めての大きな転機となったアルバムは、ウィーン弦楽四重奏団による『シューベルト:「死と乙女」』でした。1981年に発売されたこのアルバムは翌年の〈音楽之友社 レコード・アカデミー賞〉を受賞し、国内外に“カメラータ・トウキョウ”レーベルの名を広めるきっかけとなりました。
 この度再発売されるアルバムは、この『シューベルト:「死と乙女」』、当時ベルリン・フィルに在席していたクラリネットの名手、カール・ライスターウィーン弦楽四重奏団が初共演した『モーツァルト:クラリネット五重奏曲』の決定盤、群馬交響楽団豊田耕児の名をさらに広く知らしめることとなったライスターとの共演盤『モーツァルト&メルカダンテ:クラリネット協奏曲』の3タイトル。いずれもカメラータ・トウキョウ発足時から名盤と誉れ高く、ロングセラーとなったアルバムです。今回の再発売では、JVCの最新リマスタリング技術を採用し音質のブラッシュ・アップをはかり、LP発売時のオリジナル・カップリング、そして紙ジャケット仕様とパッケージもLP発売当時を再現。良質なレコーディングを気軽に楽しんでいただけるよう、定価2,000円(税込)とお求めやすいお値段にいたしました。この機会にぜひお手にとってみてください。

●シューベルト:「死と乙女」/ウィーン弦楽四重奏団(CMCD-99059)
●モーツァルト:クラリネット五重奏曲/ウィーン弦楽四重奏団&ライスター(CMCD-99060)
●モーツァルト&メルカダンテ:クラリネット協奏曲/ライスター&群馬交響楽団(CMCD-99061)
★初回限定生産盤

CMSB-28030 「スイングブロス」レーベルの3月新譜(3月20日発売)は、『シューベルト・イン・ジャズ/ロッサノ・スポーティエロ・トリオ』(CMSB-28030)です。クラシックを学び、テクニックを備えたジャズ・ピアニスト、ロッサノ・スポーティエロ『ショパン・イン・ジャズ』に続いて挑むクラシック。「アルペッジョーネ・ソナタ」「ます」「野ばら」「アヴェ・マリア」など、シューベルトの詩情豊かな曲が、躍動感あふれるまったく新しいジャズ・ナンバーとなって生まれかわります。

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。1日も早く復旧されることをお祈りいたします。

 さて、弊社では、3月20日に予定しておりました再発売3タイトルと新譜1タイトルに関し、この度の地震の影響で物流倉庫の作業の遅れ、トラック便燃料の確保等の問題で、当初予定致しておりました発売日に間に合わない状況となりました。発売予定日を目標に努力致しましたが、誠に申し訳ございませんが下記日程に変更させて頂きますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。

【対象タイトル】
●シューベルト:「死と乙女」/ウィーン弦楽四重奏団(CMCD-99059)
●モーツァルト:クラリネット五重奏曲/ウィーン弦楽四重奏団&ライスター(CMCD-99060)
●モーツァルト&メルカダンテ:クラリネット協奏曲/ライスター&群馬交響楽団(CMCD-99061)
●シューベルト・イン・ジャズ/ロッサノ・スポーティエロ・トリオ(CMSB-28030)

【発売日】
2010年3月20日(日) ⇒ 3月23日(水)
※発売日は予定です。流通事情および地域により日程が前後する可能性がありますのでご了承ください。


 また、今月25日に大阪市のザ・フェニックスホールにて予定されていました『ティータイムコンサートシリーズ 崎元讓&御喜美江 デュオ』も、東日本大震災の影響を考慮し公演中止となりました。既にチケットをご購入のお客様には以下の通り払い戻しいたします。

【払い戻し方法】
●ザ・フェニックスホール チケットセンターでご購入の場合
 ご購入頂いたチケットと引き換えに料金を払い戻しいたします。ホールより郵送する手続書類とチケットを合わせてご返送下さい。払い戻しは3月31日(木)まで行います。

●プレイガイドでご購入の場合
 以下の払い戻し期間中に手続きをお願いいたします。
  チケットぴあ:3月29日(火)~4月19日(火)
  ローソンチケット:3月21日(月・祝)~4月18日(月)

★詳細につきましてはザ・フェニックスホールのホームページおよび同チケットセンターでご案内しています。
 ザ・フェニックスホール チケットセンター 06-6363-7999(平日9:00~18:00)
 〒530-0047 大阪市北区西天満4-15-10

 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。最新リリースはピアノ・ソロ2タイトル。3月15日から配信を開始しました。

HQMD-10019 1タイトル目は『シューベルト:即興曲集 作品90 & 楽興の時 作品94/諸戸詩乃』。15歳でウィーン国立音楽演劇大学ピアノ演奏科に飛び級で入学してから間もなく3年。2009年の『モーツァルト:ピアノ・ソナタ集』でCDデビューしてから約1年半。17歳へと成長した諸戸詩乃のセカンド・アルバムです。さる3月1日、浜離宮朝日ホールで行われたリサイタルでもそのフレッシュな才能を披露した諸戸の魅力溢れるアルバムです。

★ウィーン発! 開花するフレッシュな才能

『シューベルト:即興曲集 作品90 & 楽興の時 作品94/諸戸詩乃』

●曲目:
 F.シューベルト:即興曲集 作品90 D.899/楽興の時 作品94 D.780
■ 演奏者:
 諸戸詩乃(ピアノ)
●録音:2010年12月/ウィーン
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/88.2kHz&176.4kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10019(3月15日配信開始)


HQMD-10020 2タイトル目は『スクリャービン:即興曲(全曲)&小品集/ボリス・ベクテレフ』。スクリャービン初期の小品と即興曲全曲を収めた詩情あふれるアルバムです。「神秘和音」へと到達するまでの初期から中期までの作品は、特にショパンの影響が強く感じられ、「マズルカ」「ポロネーズ」「即興曲」と題された作品を多数残しています。スクリャービンの演奏をライフワークとするロシア人ピアニスト、ボリス・ベクテレフが美しい音色でロマンティックに奏でます。

★詩情豊かに流れる即興曲全集

『スクリャービン:即興曲(全曲)&小品集/ボリス・ベクテレフ』

●曲目:
 A.スクリャービン:
 アレグロ・アパッショナート 作品4/3つの小品 作品2 より/2つの夜想曲 作品5
 2つのマズルカ風即興曲 作品7/2つの左手のための小品 作品9/2つの即興曲 作品10
 2つの即興曲 作品12/2つの即興曲 作品14/ポロネーズ 作品21
■ 演奏者:
 ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
●録音:2010年7月/埼玉
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/88.2kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10020(3月15日配信開始)


■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

HQMG-20001HQMG-20002HQMG-20003HQMG-20004HQMG-20005

HQMG-20006HQMG-20007HQMG-20008HQMG-20009HQMG-20010

 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。2011年3月から新たに「HQM GREENシリーズ」の配信がスタートしました。
 「HQM GREENシリーズ」は、1980年代〜2000年代初頭に録音されたCD規格(サンプリング周波数44.1kHz、量子化ビット数16bit)の名演奏を、より高音質化(サンプリング周波数176.4kHz、または、88.2kHZ、量子化ビット数24bitに変換)した音楽データのアーカイヴを作成・配信することを目的として、音楽配信サイト「HQMストア」を運営する株式会社クリプトンカメラータ・トウキョウが検証を重ね、ビクター クリエイティブメディア株式会社の協力を得て実現したものです。
 高音質化に際しては、演奏家やレコード・プロデューサー、エンジニア等、原音を知る音楽関係者も納得する方式として知られる、日本ビクターのK2プロッセッシング技術を基に、同技術の開発者である桑岡俊治氏がさらに発展させたシステムを使用しています。
 「HQM GREENシリーズ」第1回の配信は以下の10タイトル。名曲・名演ぞろいのラインナップです。

●シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番「死と乙女」 他/ウィーン弦楽四重奏団(HQMG-20001)
●ブルックナー:交響曲 第7番(ノーヴァク校訂)/アイヒホルン[指揮]&リンツ・ブルックナー管弦楽団(HQMG-20002)
●モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番&第21番/遠山慶子[ピアノ]&ウィーン・フィル・メンバー 他(HQMG-20003)
●モーツァルト:フルート協奏曲集/シュルツ[フルート]、吉野直子[ハープ]、カメラータ・シュルツ(HQMG-20004)
●メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&ヴァイオリンとピアノのための協奏曲/カリーン・アダム[ヴァイオリン],ドリス・アダム[ピアノ],ヴェラー[指揮],バーゼル交響楽団(HQMG-20005)
●バッハ:ゴルトベルク変奏曲、他/ピヒト=アクセンフェルト[チェンバロ](HQMG-20006)
●バティック・プレイズ・モーツァルト/バティック[ピアノ](HQMG-20007)
●シューベルト:ピアノ・ソナタ D.960 & D.664/高橋アキ[ピアノ](HQMG-20008)
●レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」(ハイライト)/メラニー・ホリデイ[ソプラノ],ルードナータイマー[指揮],ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団(HQMG-20009)
●メラニー・ホリデイが案内する“ウィーン・オペラ舞踏会”/メラニー・ホリデイ[ソプラノ],ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 他(HQMG-20010)

■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

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