2010年12月アーカイブ

小貫岩夫メルバ・ラモス カメラータ・トウキョウでは、新年恒例の「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2011」を2011年1月に招聘・開催いたします。
 近年は日本でも数多くのニューイヤー・コンサートが行われるようになりましたが、弊社がほぼ毎年招聘しているウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団は、毎年2月にウィーンの国立歌劇場で行われる最も有名な舞踏会"オペルンバル"で演奏を務めるオーケストラです。指揮のウヴェ・タイマーは、"オペルンバル"以外にもウィーンの各地で開催される大小様々な舞踏会で同オーケストラと共に出演する、いわばウィンナ・ワルツを知りつくしたプロフェッショナル。
 このオーケストラをバックに登場するソプラノはメルバ・ラモス。オペレッタの本場、ウィーン・フォルクスオーパー等で活躍中の歌手です。今年はさらに実力派のテノール、小貫岩夫も登場。小貫は今月、カメラータから初ソロ・アルバム『いつも微笑みを〜オペレッタ名曲集』(CMCD-28224)をリリースしたばかり。ラモスと共に魅惑の歌声をおとどけします。さらにステージにはウィーン・フォルクスオーパー・バレエも登場、半世紀を超える歴史を持つ流麗なウィンナ・ダンスで新年の幕開けを華やかに彩ります。
 本場ウィーンのワルツやオペレッタ、舞踏会の雰囲気をぜひ生でお楽しみください。

《ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2011》
●1月7日(金)19:00 東京オペラシティ コンサートホール(東京)

※なお、まことに勝手ながら弊社は2010年12月29日(水)から2011年1月4日(火)までを年末年始休業とさせていただきます。休業期間中のチケットのお申し込みは各プレイガイド等をご利用下さい。

[ニューイヤー・コンサート 2011:その他の公演地]
●1月 4日(火)14:00 四日市市文化会館 第1ホール(三重)
●1月 8日(土)14:00 茅ヶ崎市文化会館 大ホール(神奈川)
●1月 9日(日)14:00 佐倉市民音楽ホール(千葉)
●1月10日(月)15:00 アルカスSASEBO 大ホール(長崎)

■詳しくはコンサートのページをご覧ください。

 師走の候、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、まことに勝手ながら、弊社は2010年12月29日(水)から2011年1月4日(火)を年末年始休業とさせていただきます。これに伴いまして、弊社の各業務も以下の通りお休みとなります。よろしくご了承のほどをお願いいたします。

●CDショップ様からの弊社へのオーダー受付
 12月28日(火) 11:30まで受付分 ⇒ 12月28日(火)の出荷
 12月28日(火) 18:00まで受付分 ⇒ 12月29日(水)の出荷
※九州、北海道は年明けの納品となります。
※上記以降、弊社休業中のオーダー分は2009年1月5日(水)からの出荷となり、同日から通常の注文受付・出荷体勢となります。

●弊社ホームページでのCDご購入受付
 12月28日(火)18:00まで受付分 ⇒新年1月6日(木)から発送開始

 なお、年明けの1月には、恒例の「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2011」を各地で開催いたします。弊社休業期間中のチケットのお申し込みは各プレイガイド等をご利用下さい。コンサートの詳細は弊社のコンサートのページでご案内しています。

 来年も変らぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

 カメラータの1月新譜(12月20日発売)は新譜3タイトルです。

CMCD-28229 1枚目は『三善 晃の音楽 IV 器楽・歌曲作品集─2008年 三善 晃 作品展より』(CMCD-28229)。現代日本作曲界の重鎮、三善 晃自身の監修による好評の「三善 晃の音楽」シリーズの第4弾です。本アルバムは2008年10月18日と19日に行われた現代日本作曲界の重鎮、三善 晃の作品展から第1夜(器楽・歌曲作品)の音源をCD化。生誕75年を祝す会として企画された本公演は2日間連続で開催され、会場となった東京オペラシティコンサートホールは両日ともに祝祭の雰囲気と熱気にあふれました。三善 晃から絶大な信頼を得ている選りすぐりの演奏家たちによる完成度の高い演奏が次々と披露された第1夜より、特に厳選された音源を1枚のディスクに収録。三善作品への熱い思いがほとばしる、記念碑的演奏の模様をお聴きいただけます。同シリーズ『三善 晃の音楽 III』『三善 晃の音楽 II』『三善 晃の音楽』と併せてお聴きください。

CMCD-28224 2枚目は『いつも微笑みを〜オペレッタ名曲集/小貫岩夫、天羽明惠』(CMCD-28224)。いま最も旬な実力派テノール歌手として活躍中の小貫岩夫が満を持してリリースする初ソロ・アルバムです。『メリー・ウィドウ』『微笑みの国』『伯爵家令嬢マリツァ』など、ウィーンの香り漂う珠玉のオペレッタから数々の名曲を収録。小貫の柔らかく艶やかな歌声が、オペレッタの甘い調べに乗って、多くの人を魅了します。さらに最大の聴き所であるデュエットでは、ソプラノの天羽明惠をゲストとして迎え、オペレッタの魅力をたっぷりお聴きいただけます。
 なお、小貫岩夫は来月1月7日、東京オペラシティ コンサートホールで開催される「ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団 ニューイヤー・コンサート 2011」にも出演いたします。本場ウィーンのオペレッタやワルツを知り尽くしたウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団&ウヴェ・タイマー(指揮)、フォルクスオーパーで活躍するメルバ・ラモス(ソプラノ)、流麗な踊りで観客を魅了するウィーン・フォルクスオーパー・バレエと共に繰り広げるステージは、新たな年の初めにぴったりのイベントとなるでしょう。コンサートの詳細は弊社のコンサートのページをご覧ください。

CMCD-28228 最後は『バッハ:チェンバロ作品集/エディット・ピヒト=アクセンフェルト未発売音源集 1』(CMCD-99057)。偉大な鍵盤奏者であり、教育者としても20世紀の音楽界に大きな足跡を遺したエディット・ピヒト=アクセンフェルト。カメラータは彼女の演奏によるバッハのチェンバロ作品全曲録音プロジェクトをスタートさせましたが、2001年、ピヒト=アクセンフェルトの他界により惜しくも未完に終わりました。本アルバムはそのプロジェクトの一環として、1992年にレコーディングされた幻の音源で、まさに奇跡のCD化となる1枚です。
 なお、今月は再リリース企画《エディット・ピヒト=アクセンフェルトの芸術》シリーズの第1弾として、彼女のチェンバロ演奏からJ.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』『パルティータ全集』『イギリス組曲全曲』をお求めやすいお値段で同時リリースいたしました。こちらにもぜひご注目ください。

CMCD-15111CMCD-15113CMCD-15115CMCD-15117

 今月は通常の1月新譜(12月20日発売)に加え、世界的鍵盤楽器奏者エディット・ピヒト=アクセンフェルトによるJ.S.バッハのチェンバロ作品を集大成した特別企画《エディット・ピヒト=アクセンフェルトの芸術》の第1弾をお届けします。
 2001年、87歳で他界した偉大なピアノ、チェンバロ奏者であり、教育者としても20世紀の音楽界に大きな足跡を遺したエディット・ピヒト=アクセンフェルト。彼女のチェンバロ演奏から、J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集 第1巻』『第2巻』『パルティータ全集』『イギリス組曲全曲』をお求めやすいお値段で再リリース。今回のリリースでは、オリジナルとなるアナログ・マスター・テープから最新のデジタル技術による高音質リマスタリングを行いました。バッハの譜面のすみずみまで熟知したエキスパートである彼女が高度な技術でエレガントに奏でる比類のない音色は、どこまでも暖かく聴くものをやさしく包み込みます。

《ピヒト=アクセンフェルトの芸術》シリーズ第1弾
●バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(CMCD-15111〜2)
●バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻(CMCD-15113〜4)
●バッハ:パルティータ全集(CMCD-15115〜6)
●バッハ:イギリス組曲全曲(CMCD-15117〜8)

 シリーズ第2弾(1月26日発売予定)は『フランス組曲全曲』『インヴェンションとシンフォニア』『ゴルトベルク変奏曲』の再リリースを予定しています。また今月は、1992年に録音されながらも正式リリースされることのなかった幻の音源を『バッハ:チェンバロ作品集/エディット・ピヒト=アクセンフェルト未発売音源集 1』(CMCD-99057)として同時リリースいたしました。こちらにもぜひご注目ください。

 クオリティの高いオペラ公演を主催し、収録した映像をお届けする「ラ ヴォーチェ」からDVDを2タイトルリリースいたします。

 1枚目は『ドニゼッティ:オペラ「ルチア」全曲』(LVVC-012〜013)。大好評を博した2004年8月、新国立劇場での公演を収録したライヴ映像です。現代最高のベルカント・ソプラノ、マリエッラ・デヴィーア、今や世界のテノールと言われるマルセロ・アルバレス、オペラ界の重鎮レナート・ブルゾン、そして国際的に活躍するバスのカルロ・コロンバーラ。これ以上のキャストでの公演はあり得ないと大好評を博した舞台を臨場感あふれる映像と音声で収録しました。ヴィンチェンツォ・グリゾストミ・トラヴァリーニのトラディショナルな演出と、歌い手の魅力を最大限に引き出すと時に彩りとメリハリのある音楽を作り出す指揮者ステファノ・ランザーニによる貴重な舞台の記録であると同時に、舞台の醍醐味を画面を通しても十分に味わえる価値ある作品です。歌手へのインタビューや黒田恭一氏による解説を収めた特典ディスク付きの2枚組DVDにパッケージしました。

 2枚目は『ドマリエッラ・デヴィーア&マルセロ・アルバレス』(LVVC-014)。1枚目の『「ルチア」全曲』でルチアを演じたマリエッラ・デヴィーア(ソプラノ)とエドガルドを演じたマルセロ・アルバレス(テノール)のサロン・コンサートを収録した1枚です。『椿姫』『リゴレット』『愛の妙薬』などのオペラから「さくら さくら」まで、大舞台とは違ったリラックス雰囲気に包まれた歌唱が観られるのはサロン・コンサートならではといえるでしょう。

 リッチなサウンド・コンテンツを扱いやすいDRMフリーで配信し、ハイエンド・オーディオ・ファンからPCで音楽を楽しむリスナーまで、各方面から注目を集めている高音質音楽データ配信サービス。最新リリースは2タイトル。今月10日から配信を開始しました。

HQMD-10014 1タイトル目は『スクリャービン:マズルカ全集/ボリス・ベクテレフ』です。広範なレパートリーで知られるピアニスト、ボリス・ベクテレフは、母国ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンの作品をその中心に据え、録音を続けています。今回ベクテレフが取り上げたのは、スクリャービンが23曲残したマズルカ全曲。凝縮された美と、即興性に満ちた独特のロマンティシズムが厳然と存在しているスクリャービンのマズルカを、ベクテレフが大いなる共感を持って見事に演奏しています。

★凝縮された美と、即興性に満ちた独特のロマンティシズム

『スクリャービン:マズルカ全集/ボリス・ベクテレフ』

●曲目:
 マズルカ 遺作 ヘ長調/マズルカ 遺作 ロ短調/10のマズルカ 作品3
 9つのマズルカ 作品25/2つのマズルカ 作品40
●演奏者:ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
●録音:2010年1月/埼玉
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/88.2kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10014(12月10日配信開始)


HQMD-10015 2タイトル目は『西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉』です。現代日本を代表する作曲家・西村朗が、伝統ある舞楽曲「蘇莫者(そまくしゃ)」からインスパイアされ作曲した、同名のオーケストラ作品。西村は、格調高い様式美と特異にして洗練された独特の音響世界を持つ「舞楽・雅楽」に強く魅せられ、なかでも「蘇莫者」には強い関心を抱いていました。そのドラマの神秘性は一層抽象化され、音響世界は原曲を核としつつも多様に拡張され、西村ならではの音楽の世界が広がります。2010年度レコード・アカデミー賞【特別部門/録音】賞を受賞した極めて優れた録音により、21世紀の多彩なオーケストラの音世界が眼前に鮮やか広がります。

★現代日本を代表する作曲家による、舞楽・雅楽にインスパイアされた管弦楽作品

『西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉』

●曲目:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉(2009)
●演奏者:大阪センチュリー交響楽団/沼尻竜典(指揮)
●録音:2009年8月/大阪
●フォーマット:FLACファイル形式(可逆圧縮オーディオファイル)/24bit/88.2kHz/DRMフリー
●商品番号:HQMD-10015(12月10日配信開始)


■その他、配信中のタイトルは「HQMストア」でご案内しています。

 2009年7月、“ハイドン・イヤー”(没後200年)記念で限定発売し、大好評のうちに完売となりました『ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)全集/ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団』(CMCD-10002)を、多くのご要望にお応えし数量限定でアンコールプレスが決定、店頭での販売およびご注文受付を開始いたしました!!
 また、長らく品切れが続いておりました、同BOXの分売商品(Vol.1〜6・全6枚)もあわせて販売開始。いずれも数に限りがございますので是非お早めにお買い求めください!

CMCD-10002【6枚組BOXセット】
●ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)全集(CMCD-10002)
価格:¥4,800(税込)
演奏:ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団
ペーター・ヴェヒター(第1ヴァイオリン)
トーマス・ヴィンクラット(第2ヴァイオリン)
トビアス・リー(ヴィオラ)※一部参加
タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)

【分売】 
価格:各¥2,940(税込)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-1(CMCD-28041)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-2(CMCD-28042)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-3(CMCD-28043)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-4(CMCD-28044)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-5(CMCD-28045)
ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)-6(CMCD-28046)

CMCD-28041CMCD-28042CMCD-28043CMCD-28044CMCD-28045CMCD-28046

CMCD-28199 このたび、2010年度 第48回「レコード・アカデミー賞」(音楽之友社主催)におきまして、CD『西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉』【特別部門/録音】に選ばれました。
 弊社では、創立以来「レコーディングの芸術」としての音楽的完成度の追求と緻密な音作りを、レコード制作の最も大切な理念のひとつとして掲げてきました。このような名誉ある賞をいただけましたことは、作曲家の西村朗氏からの的確なご指示、演奏者の沼尻竜典氏大阪センチュリー交響楽団による高水準な演奏、そして各関係者の皆様のご協力のおかげと心より感謝申し上げます。
 今年度ベスト1の名録音/名演奏による〈蘇莫者〉をまだ未体験の方は、この機会にぜひお聴きください。
 なお、「オーケストラのための〈蘇莫者〉」の音源は、24bit/88.2kHzの高音質音楽データでクリプトンHQMストアにて12月中旬より配信される予定です。
 「レコード・アカデミー賞」に関する詳細情報は、雑誌『レコード芸術』1月号(音楽之友社/12月20日発売)に掲載される予定です。作曲家の西村朗氏と弊社エンジニア高島靖久のコメントもご覧いただけます。
 また、雑誌「HERS」(光文社/12月11日発売)では、高島のインタビューが、弊社CDの紹介とともに掲載される予定です。こちらもどうぞご注目ください。

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