2009年12月アーカイブ

栗本尊子 2009年も残すところあとわずかとなりました。今年最後のニュースは、90歳を迎えてもなお現役、栗本尊子(メゾ・ソプラノ)のNHK-FM出演情報です。新春特別番組として「特集にっぽんのうた 世界の歌」と題し、栗本尊子が語るエピソードと富沢美智恵の軽快なナヴィゲーションで5日間に渡りお届けいたします。番組内ではカメラータから発売中の栗本尊子のCDからの音源も紹介される予定です。新春にふさわしい日本のうたの数々をぜひお楽しみください。

「特集にっぽんのうた 世界の歌〜声楽家・栗本尊子さんを迎えて」

【放送日】
 2010年1月4日(月)〜1月8日(金) 午前9:20〜10:00 NHK FMラジオ

【出演】
 栗本尊子(メゾ・ソプラノ)/富沢美智恵(ご案内)

【番組中に演奏される予定のCD】
 『愛と祈り〜歌いつがれる日本のうた/栗本尊子』(CMCD-28110)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

 師走の候、ますます御清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、まことに勝手ながら、弊社は2009年12月29日(火)から2010年1月4日(月)を年末年始休業とさせていただきます。これに伴いまして、弊社の各業務も以下の通りお休みとなります。よろしくご了承のほどをお願いいたします。

●CDショップ様からの弊社へのオーダー受付
 12月28日(月) 11:30まで受付分 ⇒ 12月28日(月)の出荷
 12月28日(月) 18:00まで受付分 ⇒ 12月29日(火)の出荷
※上記以降、弊社休業中のオーダー分は2010年1月4日(月)からの出荷となり、同日から通常の注文受付・出荷体勢となります。

●弊社ホームページでのCDご購入受付
 12月28日(月)18:00まで受付分 ⇒新年1月6日(水)から発送開始

 来年も変らぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

 カメラータの1月新譜(12月20日発売)は3タイトルです。

CMCD-28209 1枚目は『ベートーヴェン&ブラームス:三重奏曲(トロンボーン版)/バウスフィールド、ヘーデンボルク、岡田』(CMCD-28209)。カメラータでのデビュー盤『ソロ・トロンボーン』(CMCD-28117)で驚愕のテクニックを披露したイアン・バウスフィールドによる待望の新作です。今回は、同じウィーン・フィルの仲間であるヴァイオリニスト、ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク、そしてピアニスト、岡田博美でアンサンブルを組み、ベートーヴェンのトリオとソナタ、そしてブラームスのトリオに挑みました。最大の聴きどころは、ホルンやファゴットのために作曲された作品をアレンジすることなく、オリジナルの譜面そのままにトロンボーンで演奏している、というところ。高度なテクニックだけではなく、音楽的にも聴きどころの満載のアルバムに仕上がりました。

CMCD-28193 2枚目は『シューベルト:ピアノ・ソナタ D.958 & D.959/高橋アキ』(CMCD-28193)。2007年にリリースされた『シューベルト:ピアノ・ソナタ D.958 & D.959』(CMCD-28141)で第58回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、現代作品のピアニストというイメージを覆した高橋アキ(ピアノ)によるシューベルトの第2弾です。今回のアルバムでは、シューベルトの死の2ヶ月ほど前に書きあげられた2つの「遺作」を収録。深くそしてドラマティックな演奏で、シューベルトの真髄へと迫ります。

CMCD-28199 3枚目は『西村 朗:オーケストラのための〈蘇莫者(そまくしゃ)〉/大阪センチュリー交響楽団、沼尻竜典』(CMCD-28199)。「蘇莫者(そまくしゃ)」とは、大阪の四天王寺楽人が作舞・作曲したと伝えられ、物語は聖徳太子にまつわる伝説にもとづいていると言われています。本アルバムではその神秘的な「蘇莫者」からインスパイアされた西村 朗の最新作を、大阪センチュリー交響楽団沼尻竜典(指揮)の演奏で丹念にセッション収録しました。またひとつ、西村の描く新たな世界が広がるアルバムです。

 年内のカメラータ・トウキョウからの新譜リリースはこれで最後になります。来たる2010年もカメラータが企画/制作するCDおよびコンサートにご注目くださいますようお願い申し上げます。

CMCD-28192CMCD-50024 11月10日に再発売されました『尹 伊桑の芸術』シリーズ(CMCD-50024〜32/全9タイトル)、11月25日に発売されました『ハイドン:ピアノ協奏曲集/ローランド・バティック,ビジャン・カデム=ミサーク,アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ』(CMCD-28192)の記事が、12月10日発刊の朝日新聞夕刊に掲載されました。
 紙面では、片山杜秀氏から、「(『尹 伊桑の芸術』は)日本のクラシック・ファンなら避けて通るわけにもゆくまい。」と、『ハイドン:ピアノ協奏曲集』は、「グルダの弟子でジャズも弾くピアニストが、飄々と砕けたハイドンを自由自在に弾きまくる。」と、それぞれご紹介いただきました。

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