2009年10月アーカイブ

CMCD-28187 1枚目は『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集 V/ウェルナー・ヒンク&遠山慶子』(CMCD-28187)。元ウィーン・フィルのコンサートマスター、ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン)と、共に30年以上デュオを組み演奏してきた遠山慶子(ピアノ)。彼らは20年近く前からモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの収録をスタートさせました。本アルバムはそのシリーズの完結盤で、マンハイム時代以降に作曲された作品を選び収録しました。まるで音楽で会話を楽しんでいるようなヒンク&遠山の魅力溢れる演奏をお楽しみください。

CMCD-28169 2枚目は『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 「ラズモフスキー 第1番&第3番」/上海クァルテット』(CMCD-28169)。上海クァルテットによる「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲録音プロジェクト」も遂にクライマックスへと突入しました。全7枚をリリースする予定ですが、今回はその5枚目にあたります。本アルバムではベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中でも最もポピュラーな作品のひとつ、「ラズモフスキー」の1番&3番を収録しました。上海クァルテットらしい躍動感あふれる演奏により、新しいベートーヴェン像が浮かび上がってきます。

CMCD-28198 3枚目は『シューマン:ファンタジー/弓張美季』(CMCD-28198)。弓張美季(ピアノ)は、神戸に生まれ、幼少期に滞在したドイツでスタインウェイ・コンクールやドイツ青少年コンクールなどの様々なコンクールで1位、2位を含む入賞を果たし、さらにメニューイン音楽院、ジュリアード音楽院、マネス音楽院などで研鑽を積むなど、国際的なステージで活動してきたピアニストです。今回のアルバムでは、「アベッグ変奏曲」や「子供の情景」など、シューマンのピアノ作品集を新録音。情熱的でありまた繊細な部分も必要とされるシューマンの音楽を、優れた感覚で見事に演奏しています。

CMCD-28190 9/25に発売いたしました『三善 晃の音楽 II/円環と交差─岡田博美 プレイズ 三善 晃』(CMCD-28190)が『レコード芸術』2009年11月号の「新譜月評」にて【特選盤】に選ばれました。佐野光司氏から、「これを聴くと岡田博美のピアノの腕に改めて感服する。(中略)緊張に満ちた持続を多彩な音イヴェントで形成していく様は大家の音楽だ。岡田博美の演奏がまた実によい。」と、長木誠司氏からは、「日本のピアノ作品にもよい仕事の続く岡田博美が、またひとつ魅力的なCDを出した。」と、高評をいただいております。
CMCD-28197 同日発売の『三善 晃の音楽 III/合唱作品集─2008年 三善 晃 作品展より』(CMCD-28197)も、同じく長木誠司氏から、「(このCDは)小学校から社会人までの合唱レパートリー上で圧倒的な人気を示している作曲家のひとりとしての三善の一面に、複数の方向から光を当てる仕掛けになっている。」と、ご紹介いただきました。
 また、両CDは10月21日発刊の毎日新聞夕刊『私の3枚』コーナーでも、『岡田博美 プレイズ 三善 晃』は礒山 雅氏から、『三善 晃の音楽 III/合唱作品集─2008年 三善 晃 作品展より』は平野 昭氏からそれぞれ紹介されております。
 まだお持ちでない方は是非この機会にお買い求めください。

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