カメラータの10月新譜(9月25日発売)は3タイトルです。
1枚目は『三善 晃の音楽 II/円環と交差─岡田博美 プレイズ 三善 晃』(CMCD-28190)。昨年秋に発売された『三善 晃の音楽』(CMCD-99036〜8)に続く三善 晃の監修による作品集の第2弾です。三善が絶大な信頼を寄せるピアニスト、岡田博美が大胆かつバランス感覚に優れた演奏を披露しています。また、最後に収められている「響象I・II」は、2008年10月に東京オペラシティにて行われた「三善 晃 作品展」でのライヴ録音で、岡田博美と中川俊郎、2台のピアノによる気迫に満ちた演奏は、必聴です。
なお、本アルバムの発売を記念し、明日26日(土)の15時より都内のCDショップにて岡田博美のインストア・イベントが開催されます。また同日13時からはヴァイオリニストの植村理葉(うえむら りよ)とのデュオ・イベントも開催。両イベントとも入場は無料です。詳しくはこちらのニュースをご覧ください。
2枚目は『三善 晃の音楽 III/合唱作品集─2008年 三善 晃 作品展より』(CMCD-28197)。1枚目と同じく三善自身の監修による作品集の第3弾で、昨年10月に東京オペラシティにて2日間連続で開催された「三善 晃 作品展」の2日目の模様をライヴ録音しCD化したものです。日本合唱界の代表的指揮者のひとりである栗山文昭率いる栗友会を中心に、約350人近くの合唱団員が集結、三善 晃の多彩で多様な合唱作品を1枚に収録した貴重な記録です。
3枚目は『ウィーンからブダペストへ/ウェブスター トリオ』(CPCD-38001)。今後の活躍が期待されるアーティストを紹介するカメラータの新レーベル、「カメラータ・アルモニア」シリーズの第1弾リリースです。ウェブスター トリオは、作曲家および指揮者でもあるマイクル・ウェブスター(クラリネット)を中心に、リオーン・バイシー(フルート)、澤 千鶴子(ピアノ)の3名で1990年に結成されたトリオです。本アルバムは彼らの結成20周年を記念したもので、「ウィーンからブダペストへ」をキーワードに、ブラームス、シューベルト、バルトークの作品が選ばれ、ウェブスターによるユニークな編曲で名曲が鮮やかに演奏されます。グラミー賞(プロデューサー部門)の連続受賞経験を持つジュディ・シャーマンがプロデュースを担当している点も注目です。