カメラータの8月新譜(7月25日発売)リリースは新譜2タイトル、特別企画1タイトルです。
1枚目は『迦楼羅(かるら)─オーボエ・ソロ/トーマス・インデアミューレ』(CMCD-28184)。
オーボエ界を代表する奏者のひとり、トーマス・インデアミューレがオーボエだけで挑む現代作品集です。これまでの協奏曲や室内楽などで聴かれる柔らかく慈愛あふれる演奏から、ベリオの「セクエンツァ VIIa」のようなシャープな演奏が際立つ演奏まで、インデアミューレの奏でるオーボエは変幻自在。タイトル曲となっている「迦楼羅」は、西村 朗がインデアミューレに捧げたオーボエ協奏曲が原曲ですが、本アルバムでは西村がオーボエ・ソロへと書き直した収録しています。
2枚目は『ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ─フランス・ヴァイオリン作品集/植村理葉、岡田博美』(CMCD-28183)です。植村理葉(うえむら りよ)は第15回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞受賞、ミケランジェロ・アバド国際コンクール優勝などの輝かしい経歴を持ち、ヨーロッパではバッハの無伴奏ソナタとパルティータの全曲を一夜で演奏、オーケストラとの協演は80回を超えるなど、ドイツと日本を拠点に活動中の実力派ヴァイオリニスト。セッション録音による音源が長年望まれていたアーティストですが、この度、ソロ・アルバムが岡田博美(ピアノ)の好サポートを得て遂にリリースされました。本アルバムに収録されたのはフランス近現代の作品。ラヴェルの「ヴァイオリン・ソナタ」やドビュッシー最後の作品となる「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」、そしてフランスでの留学時にミヨーやメシアンに師事した別宮貞雄の「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」などで、フランス的色彩感を繊細に表現し、高度なテクニックを要する見せ場でも、その実力を余すところなく披露しています。
なお本アルバムの発売を記念して、秋には東京都内のCDショップでのインストア・イベントも予定されています。詳しくは本ニュース・ページでも告知する予定ですのでご期待ください。
最後は『ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)全集/ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団』(CMCD-10002)。“ハイドン・イヤー”(没後200年)を記念した注目の特別企画CDボックス・セットです。
本CDボックスは、2002年から2005年にかけて計6枚がリリースされた『ハイドン:ディヴェルティメント(弦楽三重奏曲)』を1つに収めたCDボックスですが、通常1枚あたり¥2,940(税込)で発売されているCDを6枚収め、¥4,800(税込)という超お値打ち価格で発売いたします。これら6枚のCDは、これまで『レコード芸術』誌で【特選】に選出され、優秀録音ディスクに選ばれるなど評価も高く、カメラータのカタログの中でもロング・セラーとなっているシリーズです。
シリーズ全曲を上質な演奏で聴かせるのは、ウィーン・フィルの名ヴァイオリニストであり、室内楽の名手でもあるペーター・ヴェヒター率いるウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団。
ハイドン・イヤーを記念する限定セットのため、在庫がなくなり次第販売終了となります。この機会をぜひお見逃しなく!