2009年4月アーカイブ

 カメラータの5月新譜(4月25日発売)2タイトルをご紹介いたします。

CMCD-28175 1枚目は『クラシック・クラリネット/カール・ライスター』(CMCD-28175)。前作『20世紀のクラリネット作品』で近代の作品をとりあげたカール・ライスターですが、本作ではタイトル通りライスターの"十八番"であるクラシカルな作品を集めました。かのベートヴェンをしのぐ人気だったリース、モーツァルトをサポートし出版業でも名の知られたホフマイスター、フルート教則本の出版で有名なドヴィエンヌ。深みと慈愛にみちた演奏で、ライスターがこれらの作品に再び光をあてます。

CMCD-28178 2枚目は『リスト:ヴェルディのオペラによるピアノ・パラフレーズ全集/大井和郎』(CMCD-28178)。2003年から展開させてきたリスト作品の音源で「ヴィルトゥオーゾ本来の意味を感じさせる演奏」と、各方面から高い評価を受けたピアニスト、大井和郎が満を持してリリースする最新作です。ヴェルディのオペラ作品をリストがピアノ用に編曲した全作品を収めた本作は、リスト作品の魅力、ヴェルディ・オペラの魅力、そして何よりもヴィルトゥオーゾ:大井和郎の魅力がたっぷりと詰まった1枚に仕上がりました。

CMSB-20003 「スイングブロス」レーベルの5月リリースは『癒しジャズ〜Healing Jazz』(CMSB-20003)です。
 これまで「スイングブロス」レーベルからリリースされたハリー・アレン、岸ミツアキ、ニューヨーク・フォー(NY4)等のアルバムから、誰もが知っているヒット曲、スタンダード曲を中心に12曲をピックアップ。ジャズ・ピアノのやわらかい響きと、サックスやトランペットの甘く切ない音色、フォービートやボサノバのリズムでたっぷりリラックスできる1枚となっています。

CMCD-28177 3月25日に発売された鈴木謙一郎のデビュー盤『ラフマニノフ:楽興の時 作品16/鈴木謙一郎』(CMCD-28177)が、4月3日発刊の日本経済新聞夕刊の「ディスクレビュー」コーナーにて紹介されました。紙面では、「日本人離れした技と音色のスケール感だけでなく、深い音楽性で聴かせる」と高評をいただいております。
 ウクライナを中心に数多くの演奏活動を行ない、聴衆から熱狂的に受け入れられた鈴木謙一郎のピアニズムを是非このCDでお楽しみください。

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