カメラータの4月新譜(3月25日発売)2タイトルをご紹介いたします。
1枚目は『ラフマニノフ:楽興の時 作品16/鈴木謙一郎』(CMCD-28177)。2003年のホロヴィッツ国際音楽コンクールにて入賞経歴を持つピアニスト、鈴木謙一郎が満を持してリリースするデビュー・アルバムです。これまでに30回を越えるコンサート・ツアーを行うなど、演奏活動の拠点としてきたウクライナで"KEN-ICHIRO"が得た成果が、ついに1枚のディスクとして結実しました。ピアノはファツィオーリのF.278が採用され、ラフマニノフのスケールの大きさと繊細さを見事に表現しています。
2枚目は『W.A.モーツァルト:協奏交響曲 K.364、ロンド、アダージョ/中澤きみ子&アントルモン ウィーン室内管弦楽団』(CMCD-28173)。モーツァルト作品の演奏をライフワークとする中澤きみ子(ヴァイオリン)が取り組む、ヴァイオリンとオーケストラによる協奏作品集の第3弾です。本アルバムでも巨匠フィリップ・アントルモン(指揮)とウィーン室内管弦楽団の強力なバックアップを得て、中澤のストラディヴァリウスが美しく豊かな音をたっぷりと響かせています。「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」では、ウィーン室内管の首席ヴィオラ奏者、ゲオルク・ハーマンが共演しています。