ウィーンのスタジオ・バウムガルテンで2008年12月上旬からクリスマスにかけて行われたレコーディングから、5本のレコーディング・ニュースを追加しました。今回もカメラータ初録音のアーティストなど、注目のレコーディングが目白押しです。
まずは12月8日、ウィーン・フィルのソロ・チェロ、タマーシュ・ヴァルガによるカメラータ初のソロ・レコーディングでスタート。彼の出身地ハンガリーの作曲家を中心にした作品を集めました。
12月10日からはウィーン弦楽四重奏団のハンス・ペーター・オクセンホファーが指揮をとるウィーン・モーツァルティステンによる2度目の録音。来年のハイドン没後200年を記念したアルバムです。アンサンブルに参加しているアーティストの顔ぶれにもご注目を。
12月16日、20日は諸戸詩乃によるモーツァルトのピアノ・ソナタ集のレコーディング。今後の活躍が期待される弱冠15歳の俊英によるデビュー盤です。
12月18日、20日はドリス・アダムのレコーディング。19世紀に活躍し、ピアノの名手として有名だったグリュンフェルトの秘曲を集めたカメラータならではのアルバムです。
最後は12月22日からクリスマスにかけて、ヴァイオリンの植村理葉による待望の新作をレコーディング。ロンドンから駆けつけた岡田博美のピアノも好サポート、フレンチ・ピース+別宮貞雄のヴァイオリン・ソナタ 第1番を収録し、2008年のウィーン・レコーディングは無事に終了しました。
●タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)/コダーイ、ガル、リゲティ
●フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"/ハイドン:協奏曲
●諸戸詩乃(ピアノ)/モーツァルト
●ドリス・アダム(ピアノ)/グリュンフェルト:ピアノ作品集
●植村理葉(ヴァイオリン)&岡田博美(ピアノ)/フランス作品集