新着レコーディング・ニュース(2008/10)

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レコーディング風景

 10月中旬から下旬にかけてウィーンとイタリアで行われたレコーディング・ニュースを4本追加しました。今回もカメラータならではの珍しい作品や作曲家が並んでいます。

 まずはウィーンでベルリン・フィルの首席、シュテファン・ドール(ホルン)によるモーツァルトのホルン協奏曲全集。完璧なテクニック、豊かな音楽性を誇るドールによるレコーディングというだけでも注目に値しますが、今回の"全集"はある面白い試みがなされています。詳しくはぜひニュースをご覧ください。現在、クリスマス前にヨーロッパでアルバムを披露すべく急ピッチで制作を進めていますが、ここ日本でも年内のリリースを予定しています。
 続いて同じスタジオ・バウムガルテンで、ウィーン・コンツェルト・フェラインによるハイドンの交響曲のレコーディング。ファゴット演奏の第一人者、ミラン・トゥルコヴィッチが指揮をとりました。ハイドンの没後200年となる来年のリリースを予定しています。
 この後、カメラータのレコーディング・クルーはヴォルフガング・シュルツ(フルート)と共にイタリアへと移動。そこでジュゼッペ・ノヴァ(フルート)、ミヒャエル・オマン(リコーダー)、リノ・ヴェルニッツィ(ファゴット)、クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)らと合流、ボワモルティエの「3本のフルートと通奏低音のためのソナタ」のレコーディングに入りました。素晴らしい名手たちによるレア・レパートリー・アルバムとして注目を集める事は間違いないでしょう。
 続いてシュルツとブリツィのデュオで、クレプスのソナタをレコーディング。クレプスはすでにトーマス・インデアミューレ(オーボエ)とブリツィのデュオで3曲が発売済ですが、今回はオリジナル通りにフルートでの演奏・収録を行いました。

■レコーディング・ニュースのインデックス・ページへ

●ドール/モーツァルト:ホルン協奏曲全集
●トゥルコヴィッチ&コンツェルト・フェライン/ハイドン:交響曲
●シュルツ、ノヴァ、オマン ほか/ボワモルティエ:ソナタ
●シュルツ&ブリツィ/クレプス:ソナタ

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