2008年7月アーカイブ

チラシ NHK BS2の「クラシック倶楽部」にて、2005年11月17日に開催された岡田博美ピアノ・リサイタル「ふらんすplus 2005」が再放送されます。この機会に是非、ロンドンを中心に活躍する岡田博美の素晴らしいテクニックと美しい音色をお楽しみ下さい。

●岡田博美 ピアノ・リサイタル「ふらんすplus 2005」[再]
[2005年11月17日/東京文化会館 小ホールにて収録]

【放送日】
 2008年8月14日(木)午前10:55〜11:50
 NHK BS2「クラシック倶楽部」(Bモード・ステレオ)

【曲目】
 フォーレ:無言歌 作品17
 フォーレ:ノクターン 第13番 ロ短調 作品119
 ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番〜第10番
 フォーレ:パヴァーヌ

【演奏者】
 岡田博美(ピアノ)

 なお、今年の11月15日(土)には同リサイタル・シリーズの「ふらんすplus 2008」が開催されます。今回はシューマンフロラン・シュミットの作品が演奏される予定で、チケットも好評発売中です。詳しくは弊社のコンサートのページをご覧ください。PDFチラシも配布中です。

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

井阪紘 弊社代表取締役であり、レコードおよび音楽祭などのプロデューサーとして活躍する井阪 紘がNHKラジオ第1(AM)の人気番組「ラジオ深夜便」に出演します。「1枚のCDから〜録音芸術に魅せられて」と題し音楽プロデューサーとして録音芸術について熱く語ります。
 日曜の深夜と、遅い時間の放送になりますが、ぜひお聴きください。

●ラジオ深夜便
1枚のCDから〜録音芸術に魅せられて/井阪 紘

【放送日】
 2008年8月11日(月) 午前1:00〜(※8月10日(日)の深夜1:00からの放送です)
 NHK ラジオ第1(AM)「ラジオ深夜便」

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

 カメラータからの7月25日発売(8月新譜)は2タイトルとなります。

CMCD-28158 まず1枚目は「ロマン派のオーボエ協奏曲集/インデアミューレ、トゥルコヴィッチ、エストニア国立交響楽団」(CMCD-28158)。今や誰もが認めるオーボエの第一人者、トーマス・インデアミューレによるロマン派のオーボエ協奏曲集です。フンメル、カリヴォダ、リーツ、モリックと、今日ではほとんど演奏されることのない知られざる作品ではありますが、作品自体の高い完成度に、ますます冴えわたるインデアミューレの技巧が加わり、魅力あふれるレア・レパートリー集となりました。
 バックは「ルブラン:オーボエ協奏曲集」で共演したエストニア国立交響楽団に、ファゴット奏者のミラン・トゥルコヴィッチが指揮者として参加しています。

CMCD-15091 2枚目は「モーツァルト(ホフマイスター編):フルート四重奏曲集/シュルツ、バルトロメイ」(CMCD-15091)。CDやラジオのなかった18世紀当時、サロンや家庭でも手軽に音楽を楽しめるようにと、有名曲を室内楽版に編曲した楽譜が多数出版されて人気を博していました。そこで作曲家であり出版社も経営していたフランツ・アントン・ホフマイスターは、「トルコ行進曲」などを含むモーツァルトのピアノ作品やオーボエ四重奏曲から5つの作品をフルート四重奏曲版に編曲、ひとつの楽譜にまとめて出版しました。今回のアルバムは、その5作品を2枚組のCDとしてまとめたものです。
 フルートはすっかりおなじみウィーン・フィルの首席、ヴォルフガング・シュルツ。弦楽部には同じくウィーン・フィル首席のフランツ・バルトロメイ(チェロ)、ウィーン・ソロ弦楽三重奏団やソロなどで活躍するイルゼ・ヴィンツォア(ヴィオラ)、そしてシュルツの愛娘ヴェロニカ(ヴァイオリン)が参加。ホフマイスターによる貴重な楽譜はウィーン楽友協会アーカイヴの全面協力による提供......と、濃厚なウィーンのエッセンスがつまった1枚となりました。
 はたしてモーツァルトのピアノ作品がフルート四重奏でどのように響くのか──ホフマイスターのアイディアとウィーンのアーティストによる演奏をぜひ皆さんの耳でご確認ください。

 7月25日発売(8月新譜)の「スイングブロス」レーベルは新譜が1タイトルと特別企画が1タイトルです。

CMSB-28022 まず新譜は「プレイグランド/タミール・ヘンデルマン」(CMSB-28022)。クレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラやナタリー・コールの伴奏で注目をあびるピアニスト、タミール・ヘンデルマンによる待望のデビュー・アルバムです。ジョン・クレイトン(ベース)とジェフ・ハミルトン(ドラムス)という気心の知れた仲間と組んだトリオで、おなじみのスタンダード曲を中心に自作のナンバーを織りまぜた選曲を披露。作曲家としての才能も感じさせるアルバムに仕上がりました。

CMSB-20001 2枚目は「ボサノヴァ・トップ15/ハリー・アレン」(CMSB-20001)。5月にリリースされた「ボサノヴァに乾杯!」(CMSB-28021)も好評なハリー・アレンによるボサノヴァ誕生50周年記念限定盤です。ジャズ・ボッサの人気曲から15曲をセレクトし、豪華なプレイヤーとともにおとどけするサウンドは暑い夏にピッタリ。¥2,000(税込)で約80分収録というボリュームにも注目です。

レコーディング風景

「レコーディング・ニュース」ページに6月の海外レコーディングの様子を追加しました。今回はイタリア→ウィーン→プラハの各地でレコーディングが行われました。

 イタリアでは6月2日からのイ・ソリスティ・ディ・ペルージャの弦楽セクションで組んだカルテットのレコーディング。今回はいつもの聖クローチェ教会ではなく、同じウンベルティーデ市にある"世界一小さい"と言われるオペラハウス、Teatro della Concordiaで行われました。収録曲はヴィオッティの弦楽四重奏曲。音源が少ない作品のため貴重なアルバムになるでしょう。

 6月9日からは弊社のウィーン録音の中心地、スタジオ・バウムガルテンへ。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲プロジェクトが進行中の上海クァルテットのレコーディングです。5日間という時間を費やし、ベートーヴェンの後期作品に取り組みました。

 6月中旬からはチェコ共和国の首都プラハへ。今年も8月の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに参加し、続く8月31日の東京公演もチケット完売となったパノハ弦楽四重奏団のレコーディング。待望のドヴォルジャーク・シリーズの録音を3年ぶりに再開させました。

■レコーディング・ニュースのインデックス・ページへ

●2008年6月(イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ メンバー)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(上海クァルテット)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年6月(パノハ弦楽四重奏団)のレコーディング・ニュースのページへ

CMCD-28088 先日も来日ツアーを行い、迫力にあふれる演奏を聴かせたマエストロ、アルド・チッコリーニ。彼が2003年に来日した際のライヴ録音CD「ドビュッシー:前奏曲集 第2巻&ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番」(CMCD-28088)が、この度イタリアの音楽専門誌『クラシック・ヴォイス(Classic Voice)』のCDソロ部門で金賞を受賞しました。

ドビュッシー:前奏曲集 第2巻&ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番/チッコリーニ

●収録曲:C.ドビュッシー:前奏曲集 第2巻/F.ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58
●演奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ=ファツィオーリ)
●録音:2003年10月/東京(ライヴ録音)
●CMCD-28088 ¥2,940(税込)

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