2008年4月アーカイブ

 カメラータの4月25日発売(5月新譜)、新譜は2タイトルになります。

CMCD-28153 1枚目は「ブラームス:弦楽四重奏曲 作品51-1&2/ウィーン弦楽四重奏団」(CMCD-28153)。約8年ぶりのリリースとなるウィーン弦楽四重奏団の待望の新作ですが、今回は1964年の創設以来でも初めての演奏・収録となるブラームスの第2番に挑戦。ウィーン・フィルのコンサートマスター、ウェルナー・ヒンクらが、ブラームスのあふれる情感、美しい静寂を見事に歌い上げます。本タイトルは、『レコード芸術』5月号(音楽之友社/4月19日発売)の「NEW Disc Collection」のページでも紹介されました。
 なお、ウィーン弦楽四重奏団は2008年5月の下旬からカメラータの招聘により来日、各地でコンサートを行う予定です。詳しくは弊社のコンサート情報のページをご覧ください。

CMCD-28145 2枚目は「クレプス:室内ソナタ集/インデアミューレ&ブリツィ」(CMCD-28145)。ヨハン・ルートヴィヒ・クレプスは優れたオルガン奏者兼作曲家で、あの大バッハも全幅の信頼を置く弟子のひとりでした。クレプスは数多くの鍵盤楽器作品を残しましたが、本アルバムでは「6つの室内ソナタ」と題されたフルートと鍵盤楽器のための作品から、第4番〜第6番までをセレクトし、フルート・パートはトーマス・インデアミューレのオーボエに置き換え、鍵盤楽器はクラウディオ・ブリツィによるクラヴィオルガンで装飾豊かに演奏しています。バロックから古典派への推移を感じさせる興味深いアルバムです。
 本アルバムも『レコード芸術』5月号の「話題のNEW DISC」のページで紹介されました。

4月24日のニュースでお知らせしました通り、2008年4月から新譜の発売日が毎月25日に変更となりました。ご了承ください。

Virtuosoロゴ 日本人演奏家の世界各国での活躍の場を力強く切り開き、世界へと羽ばたいたヴィルトゥオーゾたち。その輝かしいレコーディングを厳選し、【カメラータ・ヴィルトゥオーゾ・シリーズ】として再リリースを開始しました。クォリティの高い演奏・録音を気軽に楽しんでいただけるよう、1タイトル¥1,575(税込・2枚組は¥3,150)とお求めやすいプライスとなっています。


CMCD-15077CMCD-15078CMCD-15079CMCD-15080CMCD-15081

●ブラームス:チェロ・ソナタ集/岩崎 洸&シピリ(CMCD-15077)
●ハイドン:チェロ協奏曲集/岩崎 洸、ゲルテンバッハ、ポーランド室内管弦楽団(CMCD-15078)
●ベートーヴェン、シューベルト:ピアノ・ソナタ/井上直幸(CMCD-15079)
●バッハ─ベルク─武満/井上直幸(CMCD-15080)
●J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集/塩川悠子(CMCD-15081〜2)


 2月にリリースした最新作「J.S.バッハ:シャコンヌ─無伴奏チェロ作品集」も好評、来たる5月には富山と東京で無伴奏リサイタルを行う岩崎 洸(チェロ)。その暖かい人間性と音楽で多くの音楽ファンに愛されながらも、5年前に急逝した井上直幸(ピアノ)。ゆったりと時間をかけ、自然体で大作に挑んだ塩川悠子(ヴァイオリン)──。
 以上3人のアーティストによる5タイトルを、シリーズ第1弾として4月25日にリリースしました。邦人ヴィルトゥオーゾたちの名演をぜひお聴きください。

4月24日のニュースでお知らせしました通り、2008年4月から新譜の発売日が毎月25日に変更となりました。ご了承ください。

CMSB-28020 4月25日発売(5月新譜)の「スイングブロス」レーベルの新譜は「太陽の道/深津純子(スミコ)」(CMSB-28020)。前作「ジャズン・フルート」から2年ぶりのリリースとなるフルーティスト、深津純子(スミコ)による待望の最新作です。
 今回のアルバムは、今まさに旬なブラジル音楽を中心に選曲。今年は日本人のブラジル移住 100周年という記念すべき年。もちろん深津自身の作曲によるタイトル曲も収録されています。深津の演奏は豊かな色彩感覚、変化に富んだ多様なリズムにあふれ、幅広い層の音楽ファンに楽しんでいただけるアルバムに仕上がっています。

4月24日のニュースでお知らせしました通り、2008年4月から新譜の発売日が毎月25日に変更となりました。ご了承ください。

25th 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、カメラータ・トウキョウでは毎月20日に新譜をリリースしてきましたが、まことに勝手ながら2008年4月より新譜発売日を毎月25日に変更させていただく事となりました(明日リリースの4月25日新譜は"5月新譜"ということになります)。お客様およびCDショップ各店舗様等には色々とお手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
 また年末年始、国民の休日、および臨時リリースなどで発売日を変更させていただく場合がございます。その際はご了承くださいませ。

 本年度も変らぬお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

CMCD-28152CMCD-28160 3月20日にカメラータより発売された新譜
「ドビュッシーの時間:『忘れられた映像』『版画』『12の練習曲』/青柳いづみこ」(CMCD-28160)
「旋回舞踊─超絶技巧ソロ 佐藤俊介 プレイズ 西村 朗/西村 朗 弦楽器作品集【西村 朗 作品集 12】」(CMCD-28152)
の2タイトルが、『レコード芸術』5月号(音楽之友社/4月19日発売)の「新譜月評」にて【特選盤】に選定されました。

ゲルハーヘル 2008年1月〜2月に来日し、大好評を博したクリスティアン・ゲルハーヘルゲロルト・フーバーが、NHK BS2の「BSクラシック倶楽部」に登場します。
 2月下旬に放送済の番組はNHK交響楽団定期公演での収録でしたが、今回は東京の王子ホールで開催されたリサイタル。プログラムはゲルハーヘルの歌声がたっぷりと堪能できるシューベルトの「冬の旅」です。
 ゲルハーヘルの美声と彼の唯一無二のパートナー、フーバーの奏でるピアノの素晴らしいアンサンブルを是非お楽しみ下さい。

●クリスティアン・ゲルハーヘル バリトン・リサイタル
[2008年2月1日/東京・王子ホールにて収録]

【放送日】
 2008年4月14日(月) 10:55〜11:50
 NHK BS2「クラシック倶楽部」(Bモード・ステレオ)

【曲目】
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911 より
  おやすみ/風見/氷結/菩提樹/川の上で/かえりみ/春の夢/孤独/郵便馬車/鴉
  最後の希望/村にて/嵐の朝/幻/道しるべ/勇気を!/幻日/ライアー回し
  (※リサイタルは全曲でしたが、番組の都合上放送は抜粋となっています)

【演奏者】
 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
 ゲロルト・フーバー(ピアノ)

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

レコーディング風景 
 「レコーディング・ニュース」
ページに3月上旬〜中旬のウィーン・レコーディングの様子を追加しました。録音場所はウィーンのスタジオ・バウムガルテンです。

 まずは3月6日からのウィーン・ピアノ五重奏団の録音。作品はユゼフ・ノヴァコフスキのピアノ五重奏曲、アントニ・ストルペのピアノ六重奏曲など。二人ともポーランドの作曲家で、親しみのあるメロディーが印象的だそうです。フンメルリースと続いた同団のディスコグラフィーに、また新たなディスクが加わることになります。

 続いて3月9日から、ウィーン・フィルにおける活躍で注目を浴びる若手ヴァイオリニスト、ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクの初録音。内容はカール・チェルニーのヴァイオリンとピアノのデュオの作品集で、ウィーン楽友協会アーカイヴの協力を得て実現した同作品の世界初録音です。ピアノは草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでも度々来日、カメラータからもCDをリリースしているブルーノ・カニーノ。要注目のレコーディングです。

 最後は11日から行われた、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン"のレコーディングです。同団はウィーン・フィルのメンバーを中心に結成されたアンサンブルで、タクトを振るのは5月に来日公演を控えたウィーン弦楽四重奏団のヴィオラ、ハンス・ペーター・オクセンホファー。教育者としても多くの後進を育成してきたオクセンホファーのもと、16名の若手演奏家たちによって結成された同団は、本レコーディングだけでなくパーマネントなアンサンブルとしてコンサートも予定されており、今後の演奏活動にも期待が高まるものと思われます。

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●2008年3月(ピアノ五重奏団)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年3月(ヘーデンボルク&カニーノ)のレコーディング・ニュースのページへ
●2008年3月(フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン"モーツァルティステン")のレコーディング・ニュースのページへ

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