カメラータから多数のCDをリリースしている作曲家、西村 朗の著作『作曲家がゆく 西村 朗 対話集』が、ミュージック・ペンクラブ・ジャパンが主催する、第20回(2007年度)の「ミュージック・ペンクラブ音楽賞」の最優秀著作出版物賞を受賞しました。
『作曲家がゆく』は、『レコード芸術』誌での西村による人気連載を1冊にまとめ、2007年5月に春秋社より出版されました。同じ作曲家として時代を共有する池辺晋一郎、佐藤聰明、新実徳英、吉松 隆らを始め、評論家の石田一志、ピアニストの高橋アキまで(敬称略)、西村 朗との対話を通して"現代の現在"を浮き彫りにする著作です。対話者の主要なディスコグラフィーも掲載され、資料的価値も高い一冊に仕上がっています。
【ミュージック・ペンクラブ・ジャパン】
1966年、音楽評論家・批評家により著述原稿にまつわる権利保護を目的とし、『音楽執筆者協議会』という名称で40名程のメンバーで発足。1994年に現在の『ミュージック・ペンクラブ・ジャパン』に名称を変更。現在の登録会員は約200名。設立時より、クラシック、ポピュラー、オーディオの会員がジャンルを越えて参加・交流をはかっている。
昨年(第19回)は弊社代表取締役会長 井阪 紘の著作『一枚のディスクに レコード・プロデューサーの仕事』(春秋社)が「著作出版物賞」を受賞している。