気鋭の音楽評論家/思想史研究者、片山杜秀氏による初の音楽論集『〈片山杜秀の本 1〉音盤考現学』(四六判・並製、280頁)が、1月25日にアルテスパブリッシングから刊行されました。
片山氏はクラシック音楽、特に近代日本音楽に関する大胆かつ精緻を極めた研究活動で知られ、音楽ファンの厚い信頼と熱烈な支持を受けています。本書は『レコード芸術』誌上での人気連載「傑作!? 問題作!?」を50回分まとめたもので、カメラータのCDも多数紹介されています。
片山氏の圧倒的な知識・音楽体験を背景にした卓抜な着想と豊かな想像力により執筆された本書は、現代作品を聴く楽しみを何倍にも拡げる内容となっておりますので、小社CDとともにお楽しみください。
■詳細はアルテスパブリッシングのウェブサイトをご覧ください。
《『音盤考現学』本文中で紹介された主な小社CD》
[1] 「西村 朗とバブルとオウム」
●残光...西村 朗:ヴァイオリン協奏曲 第1番/ガヴリロフ(28CM-522)
●蓮華化生...西村 朗 管弦楽作品(CMCD-20016〜7)
●《カメラータ・コンテンポラリー・アーカイヴズ》西村 朗 作品集(光のマントラ)(CMCD-99052)
[29] 「橋本國彦の懺悔」
●妖精の距離〜よみがえる日本の小品集/沼田園子&蓼沼明美 ファイン・デュオ(28CM-658)
[38] 「核時代のオルフェウス」
●芥川也寸志:歌劇『ヒロシマのオルフェ』(CMCD-28009)
[44] 「日本のハムレット」
●別宮貞雄:オペラ『有間皇子(ありまのみこ)』(CMCD-20001〜2)