ライスターのインストア・イベントをレポート!

| トラックバック(0)

 カール・ライスター70歳・演奏活動50周年を祝してリリースされたCDボックス「カール・ライスターの芸術」(CMCD-99030〜4)の発売を記念し、去る10月7日にタワーレコード渋谷店クラシックフロアで、記念イベントが行われました。

 来日中のライスターが店を訪れ、ミニ・コンサートとサイン会を行うとあって、開始前より熱心なファンの方々が多数お越しになり、座席はすぐに満席。立見の方々の列も連なって、会場には熱気があふれていました。

 ライスターはまず、レーガーの「ロマンス」ト長調、続いてCDボックスにも収録したプーランクのクラリネット・ソナタから終楽章をコンサートさながらの集中力で演奏、盛大な拍手を浴びました。ピアノは、今年の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでもライスター・クラスのアシスタント・ピアニストを務めた江上奈々子さんが好サポート。
 その後は、これまでの演奏生活を振り返ったトークで、数々の興味深いエピソードを披露。最後にアンコールとして「ロマンス」を再度演奏し、サイン会に突入!
 ライスターは、列に並んだ100人以上の方々が差し出すCDや楽譜、楽器ケースにサインを書きながら、時には談笑、写真撮影にも応じて、1時間以上に及んだファンの方々との交流を楽しんでいました。

 「演奏のために初めて日本を訪れてから40年が経ちますが、日本の聴衆は、昔も今も、同様のひたむきさで私の演奏に向き合ってくださいます。そんな日本の皆様に、この節目の年、自分が選曲した記念CDボックスをお届けすることができ、とても幸せです。今日もたくさんの方々にお集まりいただき嬉しく思っていますが、特に若い方々もたくさんいらしていだけたのは、本当に素晴らしいことですね」
とライスターは語っていました。

 10月は各地で生のライスターの演奏に接することができます。作曲家・西村 朗がライスターに捧げたクラリネット協奏曲「カヴィラ(天界の鳥)」の演奏会(高関 健 指揮/群馬交響楽団、東京=19日・高崎=20日)もお聴き逃しなく!(この作品のCDは、カメラータより10月20日に発売-されます。)

●協力:タワーレコード渋谷店(株) 梶本音楽事務所

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.camerata.co.jp/mt/mt-tb.cgi/506

過去のニュース