2007年10月アーカイブ

●ドン・キショット(Don Quichotte)全曲/作曲 ジュール・マスネ(DVD/LVVC-017)

 今年7月、"光の魔術師"の異名を持つ天才演出家、ピエロ・ファッジョーニが手がけたオペラ、「ドン・キショット」のDVDが早くも「ラ ヴォーチェ」から登場しました。ジュール・マスネの作品の中でも上演の機会がきわめて少ない「ドン・キショット」ですが、本DVDは初演以来、世界初の映像ソフト化となります。
 美術・衣裳・照明・映像監督は全てファッジョーニが担当。大胆かつ繊細にな色彩に彩られた舞台を余すところなくとらえたハイヴィジョン映像(※DVDではSD画質となります)に、カメラータのCDレコーディング・スタッフが担当した臨場感あふれる音響が一体となり、全オペラ・ファン必見のDVDに仕上がっています。

 現在、主要店舗にて「ラ ヴォーチェ」販売促進用のフライヤーを配付中です。また同フライヤーをパソコン上で閲覧・プリントも出来るPDF形式でも準備いたしました。

●ラ ヴォーチェ DVDフライヤー(PDFファイル)

●ダウン・フォー・ザ・カウント/ハリー・アレン・クインテット(CMSB-28016)

 ジャズ・レーベル「スイングブロス」からリリースされたハリー・アレン(テナー・サックス)の最新作は、ビッグ・バンドのリーダー、そして偉大なるジャズ・ピアニストとして知られたカウント・ベイシーへのオマージュ。ベイシーにまつわる名曲の数々を、ハリー・アレンのスイング感あふれるプレイでお楽しみください。
 なお、来たる11月上旬、ハリー・アレンは本アルバムと同じメンバーを含むアーティストらと「富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル 2007」で来日し各地で公演を行います。

■ライヴに関するお問い合わせはオールアート プロモーション(03-3441-1173)まで。

CMCD-28147●西村 朗:幻影とマントラ/西村 朗 管弦楽作品集(CMCD-28147)

 日本の現代音楽界の先鋒、西村 朗の最新作の登場です。タイトル曲の「幻影とマントラ」、そしてクラリネット協奏曲「カヴィラ(天界の鳥)」は、ドイツのロイトリンゲンを拠点とするヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団の委嘱作として作曲されました。「カヴィラ」のクラリネットは、同曲の初演者でもある巨匠カール・ライスター。西村の描く世界観とライスターの卓越した演奏の邂逅は、リスナーに鮮烈なイメージを与えることでしょう。


CMCD-28146●ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番&ピアノ四重奏曲 第1番/スタンチュール、ヒンク、ドレシャル&オクセンホファー(CMCD-28146)

 ブラームスのピアノ三重奏曲 第1番は、これまでに数多くの録音がリリースされてきましたが、ウィーン・フィルのメンバーによる録音は本CDが初めてとなります。これまでに多数の共演を重ねてきたジャスミンカ・スタンチュール(ピアノ)と、ウィーン弦楽四重奏団のウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン)に、同じウィーン弦楽四重奏団メンバーのフリッツ・ドレシャル(チェロ)、四重奏曲ではハンス・ペーター・オクセンホファー(ヴィオラ)も加わり、ウィーンの演奏家ならではの芳醇な薫りあふれる演奏をお届けします。
 11月下旬には同メンバーで「ウィーン・フィルハーモニア・ピアノ三重奏団」として来日、各地で公演を行います。詳しいスケジュールはコンサートのページをご覧ください。


CMCD-15075~6●40フルート小品集/西田直孝&白尾 隆(CMCD-15075〜6)

 1993年の発売以来、フルート演奏家のみならず、店頭や一般リスナーの間でも超ロングセラーとして知られてきたCDのリニューアル再発売です。ジャケット・デザインを一新しダブルサイズのケースもスリム化、音質もJVCの「K2 マスタリング」でブラッシュアップしました。本CDと完全連携した楽譜「40フルート小品集」もムラマツフルート レッスンセンター(問:村松楽器販売株式会社/03-3367-6000)より好評発売中。親しみやすいアレンジによるポピュラーな作品は、フルート演奏家のアンコール・ピースだけではなく、多くの音楽ファンにもお楽しみいただけます。

28CM-608●岡田博美 ピアノ・リサイタル[再]
[2005年11月17日/東京文化会館 小ホールにて収録]

【放送日】
 2007年11月6日(火)午前06:00〜06:55
 2007年11月13日(火)午前01:00〜01:55
 BSハイビジョン「ハイビジョン クラシック倶楽部」

【曲目】
 フォーレ:無言歌 作品17
 フォーレ:ノクターン 第13番 ロ短調 作品119
 ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番〜第10番
 フォーレ:パヴァーヌ

【演奏者】
 岡田博美(ピアノ)

 来たる11月16日、東京文化会館にてリサイタル「ふらんすplus 2007」を行う岡田博美。2年前の同リサイタル・シリーズよりフォーレとブラームスをお送りします。
 写真はカメラータより発売中のCD「パヴァーヌ/岡田博美 アンコール・セレクションズ」(28CM-608)。フォーレの「パヴァーヌ」を収録しています。

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

CMCD-28141 さる9月20日にリリースされた高橋アキの最新アルバム「シューベルト:ピアノ・ソナタ集 D.960 & D.664/高橋アキ」(CMCD-28141)が『レコード芸術』11月号(音楽之友社/10月20日発売)の「新譜月評」にて【特選盤】に選定されました。
 ドラマティックで暖かみあふれる演奏は、発売以来多くのリスナーを魅了し、"現代音楽の第一人者"というイメージは、あくまで高橋アキの一面に過ぎなかったことを感じさせてくれます。

 9月に引き続き、高橋アキは「ピアノ・ドラマティック」シリーズとして来年1月にリサイタルを行う予定です。このリサイタルに先立ち、カメラータでは当日のプログラムのひとつでもあるジョン・ケージ作品を収録した新譜「危険な夜─高橋 アキ プレイズ ジョン・ケージ」(CMCD-28142)を12月にリリース予定。こちらにもぜひご注目ください。

■リサイタルのお問い合わせはデュオジャパン(03-5428-0571)まで。

 カール・ライスター70歳・演奏活動50周年を祝してリリースされたCDボックス「カール・ライスターの芸術」(CMCD-99030〜4)の発売を記念し、去る10月7日にタワーレコード渋谷店クラシックフロアで、記念イベントが行われました。

 来日中のライスターが店を訪れ、ミニ・コンサートとサイン会を行うとあって、開始前より熱心なファンの方々が多数お越しになり、座席はすぐに満席。立見の方々の列も連なって、会場には熱気があふれていました。

 ライスターはまず、レーガーの「ロマンス」ト長調、続いてCDボックスにも収録したプーランクのクラリネット・ソナタから終楽章をコンサートさながらの集中力で演奏、盛大な拍手を浴びました。ピアノは、今年の草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルでもライスター・クラスのアシスタント・ピアニストを務めた江上奈々子さんが好サポート。
 その後は、これまでの演奏生活を振り返ったトークで、数々の興味深いエピソードを披露。最後にアンコールとして「ロマンス」を再度演奏し、サイン会に突入!
 ライスターは、列に並んだ100人以上の方々が差し出すCDや楽譜、楽器ケースにサインを書きながら、時には談笑、写真撮影にも応じて、1時間以上に及んだファンの方々との交流を楽しんでいました。

 「演奏のために初めて日本を訪れてから40年が経ちますが、日本の聴衆は、昔も今も、同様のひたむきさで私の演奏に向き合ってくださいます。そんな日本の皆様に、この節目の年、自分が選曲した記念CDボックスをお届けすることができ、とても幸せです。今日もたくさんの方々にお集まりいただき嬉しく思っていますが、特に若い方々もたくさんいらしていだけたのは、本当に素晴らしいことですね」
とライスターは語っていました。

 10月は各地で生のライスターの演奏に接することができます。作曲家・西村 朗がライスターに捧げたクラリネット協奏曲「カヴィラ(天界の鳥)」の演奏会(高関 健 指揮/群馬交響楽団、東京=19日・高崎=20日)もお聴き逃しなく!(この作品のCDは、カメラータより10月20日に発売-されます。)

●協力:タワーレコード渋谷店(株) 梶本音楽事務所

28CM-639●NHK「ぴあのピア」

【放送日・番組名】
 2007年11月6日(火)午前 7:35〜7:45
 2007年11月6日(火)午前 9:50〜10:00[再]
 2007年11月6日(火)午後 6:45〜6:55[再](BS2)
 2007年11月11日(日)午前 6:00〜6:50 ※一週間分の[再]
 NHK BSハイビジョン「ぴあのピア」

【曲目】
 アルベニス:イベリア 第4巻より「マラガ」
 岡田博美 インタヴュー

【演奏者】
 岡田博美(ピアノ)

 ★写真はカメラータより発売中のCD「アルベニス:イベリア全曲/岡田博美」(28CM-639)です。

※放送日や内容については、予告なく変更になることがございます。あしからずご了承ください。

東 誠三●NHK「ぴあのピア」

【放送日・番組名】
 2007年10月15日(月)/10月19日(金)
 ※両日ともに午前 7:35〜7:45

 2007年10月15日(月)/10月19日(金)[再]
 ※両日ともに午後 9:50〜10:00(BSハイビジョン)/午後 6:45〜6:55(BS2)

 2007年10月21日(日)[再] 午前 6:00〜6:50
 ※一週間分の再放送です
 NHK BSハイビジョン「ぴあのピア」

【曲目】
 ●10/15(月)
 ドビュッシー:子供の領分より
 グラドゥス アド パルナッスム博士/雪は踊る/ゴリウォーグのケークウォーク

 ●10/19(金)
 ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より
 風変わりなラヴィーヌ将軍/花火

【演奏者】
 東 誠三(ピアノ)

※放送日や内容については、予告なく変更になる場合がございます。あしからずご了承ください。

可児亜理 ピアニストの可児亜理(かに あり)がカメラータの所属アーティストになりました。

 可児亜理は武蔵野音大卒業後、ゲルハルト・オピッツのもとで研鑽を積みました。1994年、クララ・シューマン国際コンクールではファイナリストとなり、審査員のマルタ・アルゲリッチ、ヨアヒム・カイザーから大絶賛を受けました。帰国後、国内外での演奏活動を精力的に行ない、2005年からは、全10回にわたる「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏」をスタートさせ、好評を博しています。
 本年4月には、バイエルン放送局と弊社カメラータ・レーベル初の共同制作によるソロ・アルバム「聖なるピアノ〜ハンマークラヴィーア&精霊の踊り」(CMCD-28132)で待望のCDデビュー。『レコード芸術』(2007年6月号)誌上で【特選盤】に選定されるなど、高い評価を得ました。
 今後も国内外でのリサイタルやオーケストラとの協演が予定されており、益々の活動が期待されるアーティストです。

●可児亜理の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

CMCD-28129●「月刊Forbes(フォーブス)日本版」11月号(ぎょうせい/9月22日発売)
●「サライ」20号(小学館/10月4日発売)

 上記2誌にて、8月20日にリリースされましたCD「マルクスセン:歌曲とピアノ/チョーク、フィンク、シピリ」(CMCD-28129)が掲載されました。
 「サライ」の「聴く」コーナーでは、『"ブラームスを教えた先生"の人懐っこくて、楽しみやすい曲』(黒田恭一氏)と紹介されています。詳しくは誌面をご覧下さい。

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